メールの使い方

E-メール(または電子メール)は、瞬時に相手のパソコンや携帯電話などに手紙を送ることができるシステムです。E-メール機能付きの携帯電話が普及したことにより、皆さんもなじみ深いものだと思います。

友達同士で、SMSやLINEでやりとりをすると、誰からから来たのか、読んだかどうか(既読)の確認ができますが、E-メールは、一般に、届いたかどうか、誰からのメールかわからないことがあります。

それゆえ、社会では、E-メールの作法があります。歴史がまだ短いので、これが正しいというわけではありませんが、最低限のマナーは押さえておきましょう。

署名(Signature)

誰が出したメールかはっきりさせるために、メールの最後には所属・名前などをの署名を入れましょう。

就職活動のときに恥ずかしくなるような内容の署名はさけましょう

学年を入力する場合は、毎年更新しましょう

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日本文理大学経営経済学部経営経済学科
201733*** 文理 太郎
メールアドレス s1733***@nbu.ac.jp
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ところで、署名をメールを送信するたびに毎回入力するのは大変なので、自動で署名が挿入されるよう設定しましょう。

アドレス帳の登録

レポートの提出のように頻繁に同じメールアドレスにメールを送信する場合は、そのメールアドレスをアドレス帳に登録しておく必要があります。

ファイルの添付

講義の多くでは、ファイルをメールに添付してもらうことが多々あります。

添付ファイルの注意点

  1. 送る相手に、添付ファイルを開くことができるソフトが入っているかどうかを事前に確認しましょう。
  2. 極端にファイルサイズの大きなファイルを添付することはさけましょう。
  3. 添付ファイルのウィルスチェックを行いましょう

メールの送受信に関する注意点とマナー

件名(Subject)

件名は、本文の内容が分かるように適切な名前を付けましょう。

適切な件名をつけることで、受信者は多くのメールから所望のメールを検索したりすることができます。

本文

  1. まず、名前を名乗りましょう!差出人のメールアドレスだけでは誰なのか分からない場合があります。
  2. 恋人など特に信頼を寄せる人以外へメールを送る場合は、一般的な通信文の定型をとりましょう。
  3. 相手に不快な思いをさせないような言葉を選びましょう。また、誤字・脱字・変換ミスなどがないかどうか送信前に確認しましょう。
  4. E-メールでは特にいろんな環境の人が読む可能性がありますので、機種依存文字など特殊な文字の使用はやめましょう。
  5. HTMLの構文を利用したメールを作成することもできますが、迷惑メールと誤解されたり、ウィルスが混入する場合がありますので、利用はさけましょう。

レポートを提出する場合は次のような文を書くとよいでしょう。

○○ 先生
経営経済学部経営経済学科1年の△△です。
6月13日の情報リテラシーIのレポートを提出します。
よろしくお願いします。

CC と BCC

「宛先」の欄に複数のアドレスを入れると、それぞれのアドレスにメールを送信します。

CC

「宛先」のアドレスのほかに「CC」欄に別のアドレスを入れて送信すると、両方のアドレスにメールを送信します。メールの受信者は、ほかに誰にメールが送られているのかを知ることができます。使い方としては、主な宛先のほかに目を通して欲しい人がいる場合に利用する。

BCC

BCC は、CC とは違って、メールの受信者がほかに誰に送られたか知られたくない場合に利用します。メーリングリストなど登録されているアドレス帳のすべての人に送るときに便利です。

引用

メールに対して返事を書くとき、どのメールの用件で返事をしているのかを明確化するために、自動的に受信済みの文章に引用符「>」のついた返信メールが用意されることがあります。

オリジナルのメールが長くて引用符がたくさんある場合は、メールの全文を引用したりせずに文意を伝えるのに必要な箇所だけを引用するようにしましょう。

メールの不達

メールは、速く送ることができますが、ネット上でトラブルがあった場合メールが届くまでに何時間もかかったり、メールそのものが届かない場合もあります。

受信者がたくさんのメールを受信している場合、迷惑メールと混同したり、行方不明になることがあります。さらには、相手がメールボックスをチェックしないことも考えられます。

急ぎの用事や重要事項などは、電話などで連絡を取り合いましょう。

返事は速やかに

送信者は、相手がメールを読んだかどうかを確認できません。ソフトウェアによっては、受信確認を自動で送信するメールソフトもありますが、受信者全員が必ずしも対応しているわけではありません。受信者のマナーとして、もし送信者が返事を待っているような用件であるならば、できるだけ速やかに返事を出しましょう。

セキュリティ

メールを暗号化しない限り、インターネット上でメールは誰かに読まれる可能性があります。

コンピューター・ウイルス

主なコンピュータウィルスの感染源がメールです。それゆえ、メールの受信者は、ウィルスの感染に十分注意をしなければなりません。

  1. 添付ファイルは必ずウィルス対策ソフトでウィルスに感染していないかチェックする。
  2. ウィルスによっては、メールを受信しただけで感染してしまう場合もありますので、ウィルス対策ソフトをインストールしましょう。また、定期的にOSのアップデートを行いましょう。
  3. メールのリンクをクリックすると、利用料金を請求されたり、ウィルスに感染したいるする場合がありますので、興味本位で、見知らぬアドレスをクリックしないように注意しましょう。
  4. あなた自身が、ウィルスを巻き散らかしている犯人かもしれません。自分のコンピュータがウィルスに感染していないかどうか、こまめにチェックしましょう。もしウィルスに感染していたら速やかにウィルスを駆除しましょう。