E-メール(または電子メール)は、瞬時に相手のパソコンや携帯電話などに手紙を送ることができるシステムです。E-メール機能付きの携帯電話が普及したことにより、皆さんもなじみ深いものだと思います。
友達同士で、SMSやLINEでやりとりをすると、誰からから来たのか、読んだかどうか(既読)の確認ができますが、E-メールは、一般に、届いたかどうか、誰からのメールかわからないことがあります。
それゆえ、社会では、E-メールの作法があります。歴史がまだ短いので、これが正しいというわけではありませんが、最低限のマナーは押さえておきましょう。
誰が出したメールかはっきりさせるために、メールの最後には所属・名前などをの署名を入れましょう。
就職活動のときに恥ずかしくなるような内容の署名はさけましょう
学年を入力する場合は、毎年更新しましょう
ところで、署名をメールを送信するたびに毎回入力するのは大変なので、自動で署名が挿入されるよう設定しましょう。
レポートの提出のように頻繁に同じメールアドレスにメールを送信する場合は、そのメールアドレスをアドレス帳に登録しておく必要があります。
講義の多くでは、ファイルをメールに添付してもらうことが多々あります。
件名は、本文の内容が分かるように適切な名前を付けましょう。
適切な件名をつけることで、受信者は多くのメールから所望のメールを検索したりすることができます。
レポートを提出する場合は次のような文を書くとよいでしょう。
「宛先」の欄に複数のアドレスを入れると、それぞれのアドレスにメールを送信します。
「宛先」のアドレスのほかに「CC」欄に別のアドレスを入れて送信すると、両方のアドレスにメールを送信します。メールの受信者は、ほかに誰にメールが送られているのかを知ることができます。使い方としては、主な宛先のほかに目を通して欲しい人がいる場合に利用する。
BCC は、CC とは違って、メールの受信者がほかに誰に送られたか知られたくない場合に利用します。メーリングリストなど登録されているアドレス帳のすべての人に送るときに便利です。
メールに対して返事を書くとき、どのメールの用件で返事をしているのかを明確化するために、自動的に受信済みの文章に引用符「>」のついた返信メールが用意されることがあります。
オリジナルのメールが長くて引用符がたくさんある場合は、メールの全文を引用したりせずに文意を伝えるのに必要な箇所だけを引用するようにしましょう。
メールは、速く送ることができますが、ネット上でトラブルがあった場合メールが届くまでに何時間もかかったり、メールそのものが届かない場合もあります。
受信者がたくさんのメールを受信している場合、迷惑メールと混同したり、行方不明になることがあります。さらには、相手がメールボックスをチェックしないことも考えられます。
急ぎの用事や重要事項などは、電話などで連絡を取り合いましょう。
送信者は、相手がメールを読んだかどうかを確認できません。ソフトウェアによっては、受信確認を自動で送信するメールソフトもありますが、受信者全員が必ずしも対応しているわけではありません。受信者のマナーとして、もし送信者が返事を待っているような用件であるならば、できるだけ速やかに返事を出しましょう。
メールを暗号化しない限り、インターネット上でメールは誰かに読まれる可能性があります。
主なコンピュータウィルスの感染源がメールです。それゆえ、メールの受信者は、ウィルスの感染に十分注意をしなければなりません。