製図2の課題構成について


★課題のねらい
製図2では、以下の3課題について体系的に取り組むことで、製図に関する基礎的な表現法を学習し、各図面のもつ表現の目的と方法とを、縮尺と関連させて総合的に演習します。設計のための初歩的な製図技術を教養として身につけることを本演習授業の目的としています。


第一課題:正投影図の練習(模型を作り、その平面図・立面図・断面図)
自分より大きな「物体」を創造し、模型を作ります。それを測って図面にします。図面の仕組み、記号、投象法、線の引き方など作図の基本を学びます。

第二課題:階段の展開図(校舎(3号館)の階段の展開図・断面図)
自分より大きな「空間」を計測し、図面にします。実物を図面化させることで、建築図面における線の種類と意味について理解を深めます。

第三課題:各コースごとに異なるトレース課題













実際の図面をトレースすることにより、これまでに修得した製図法の意味を確認し、次年度からの応用的演習へと繋げるための課題です。
また、3コースにおいて、異なる課題を同時に実施することにより、各コースの学生がお互いに良い影響を与え合うことを期待しています。

インテリアデザインコースは、名作椅子の三面図とパース(着色)
インテリア表現の基本を学ぶとともに、名作と呼ばれるデザインの詳細を理解します。

建築コースは、校舎(4号館)の平面図・立面図・断面図・屋根伏図
建物の空間・構造を理解したうえで、それがどのように図面表現されるのかを学びます。
土木コースは、有名橋の環境立面図・環境配置図
「建築土木」と呼ばれる新しい分野におけるデザインを知り、構造美について学びます。

・2008年度の第一課題(三面図の練習)のうち優秀作品をいくつか選んで掲載します。

※この作品は、「第5回 WOODオブジェ デザインコンペティション in ひた」(主催:NPO法人 日本の杉桧を守る会)で最優秀賞を受賞しました。

越智郁枝さん
作品は、大分県日田市総合体育館1階ロビーに展示されています。



坂本真梨奈さん


高橋麻里奈さん


行沢みずきさん


第二課題の代表作品です。

行沢みずきさん


第三課題の代表作品です。
〈インテリアデザインコース課題〉

松岡昌士くん


西崇仁くん

〈建築コース課題〉

坂本真梨奈さん

〈土木コース課題〉

高橋なつみさん