actionscape
久保文乃さんとの共同作品であり、「NAGOYA DESIGN DO!」(2000年4月20日締め切り)応募作品です。(レイアウト版) 作品意図 本来、都市とは人間の活動の集積であり、それこそが都市の風景の本質であると思う。多種多様な人々の活動をひとりひとりが感じてこそ、都市生活への期待感が育まれる。やはり、都市は楽しく賑やかであってほしい。現代の都市空間は、どんどん整理され便利で安全になっているが、そのために空間が細分され、人と人の関係が稀薄である。しかし、人の行動は周囲の人々の心に影響を与える力を持っている。活動そのものを風景として認識させる装置を都市に組み込むことにより、都市の魅力を引き出したい。「アクションスケープ(活動景)」の概念を提案し、都市におけるいくつかのあり方を示そう。人は、自分の活動する時間的・空間的レイヤーを越えて別の活動景を予感するとき、自身の経験を超越したいわば「通り抜けた先」を感じるものである。その可能性は、ランドスケープにはもはやない。だから、われわれはアクションスケープに未来を賭けたい。 各パネルの解説 1.ACTIONSCAPE:
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