非建築専門雑誌の記述 | 建築専門雑誌の記述 | |||||||||||
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形式 | 記述対象 | 要約 | 形式 | 記述対象 | 要約 | |||||||
「Y-HOUSE」 篠原聡子 記事タイトル 『内なる拡大家族願望に応える可変・自在の選択装置』 CASA Brutus 夏 vol.10 1998 |
現代社会の認識・批判 | 近代家族像とLDKの形骸化 | 近代家族の象徴 | 「Y-HOUSE」 篠原聡子/空間研究所 住宅特集 11/1996 |
背景情報・予備知識 | 敷地 | 農家 | |||||
形骸化 | それは、仕組みや機能が悪いという分けではなく、家族の有り様と合致するような共有空間としての核や絆の場ではすでになく、形骸化ということである。 | 仕組み、機能、家族、共有空間、核、形骸化 | 母屋 | 続き間のある家 | 田舎の昔の家だから、南側の日当たりの良いところに12畳、10畳、10畳の続き間があって、冠婚葬祭用にあてられていた。 | 田舎、家、続き間 | ||||||
現代の家族 | 外部とどう関わるか | 家を建てる場所 | 母屋のまわりの家 | |||||||||
日本人の「拡大家族願望」 | 本来共同体のなかで生きてきた日本人の内にある「拡大家族願望」が、幅90cmの扉で都市と接する現代の閉ざした家への変化を求めているともいえるだろう。 | 共同体、日本人、都市、閉ざした、家 | 設計条件 | 施主の要望 | 母屋の機能を受け継ぐ | 母屋のもっていた機能(つまり人が集まれる空間をもつこと)を一部受け継ぐことになった。 | 機能、、空間、母屋 | |||||
建築家の思考 -設計コンセプト |
外部に開く共有空間 | 外部に開く共有空間 | 外部に開いた共有空間を設計した。 | 共有空間、 | 人が集まれる空間 | |||||||
建築の描写・説明 | 建具 | すべて開け放てる | この住宅では、道路側(外)からリビング(内)・デッキや中庭(外)・和室(内)を隔てる建具をすべて開け放てることができ、一連の大空間が生まれる。 | 住宅、リビング、デッキ、和室、建具、開け放つ、大空間 | 建築の描写・説明 | 平面 | 建具の開放 | この住宅では、道路側から外・内(リビング)・外(中庭)・内(和室)を隔てる建具がすべて開け放て、連続した空間となる。 | 住宅、隔てる、建具、連続、空間 | |||
母屋と連続する空間 | 広い敷地の真ん中に地区100年の母屋があり、その続き間としての姿を写しながら、敷地内部に連続した空間をつくるだけでなく、場合によっては通りに対しても開放してしまうような構成になっている。 | 敷地、母屋、続き間、連続、空間 | 空間構成 | 連続した空間、開放する空間 | これは母屋の続き間の姿を写しながら、敷地内部に対して連続した空間をつくるだけでなく、場合によっては通りに対しても開放してしまうような構成になっている。 | 続き間、敷地、連続、空間、開放、構成 | ||||||
建具という単純な仕掛け | 建具という単純な装置による仕掛け(機能)を受け継いでいるとも言える。 | 建具、単純、装置 | 建具 | 単純な装置による空間の変化 | ||||||||
動線 | 外から直接、人を引き込む動線 | この外部に開いた田舎家の続き間の柔らかな構成は、外から直接、人を引き込む動線を多くもっている。 | 田舎家、続き間、動線 | 建具、テント | この住宅においても建具が移動し、中庭のテントが開閉することによって、内部・外部の関係が変化し、幾種類かの空間が現れる。 | 住宅、建具、移動する、開閉する、内部、外部、関係、空間 | ||||||
建築家の思考 -住宅設計論 |
都市における外に開く家 | 外部との接点の多様化をしてこそLDK発想から自由になる | 都市においてこうした全面開放的空間を出すのに困難があり、安全に対する配慮も不可欠だが、共有空間における外部との接点の取り方として、接続コードの多様化という点に目を向けることで、LDK発想から開放された、外に開く家が生まれるのでは、と考えている。 | 都市、空間、共有空間、外部、LDK | 現代社会の認識・批判 | 現代の家の問題 | プライバシーの高さがかえって苦しい | 幅90cmの扉で都市と接する現代の家は、プライバシーが高く快適なはずだったのに、いつしか家族の檻に思えて息苦しい。 | 都市、接する、現代、家、プライバシー、快適な、家族、檻 | |||
可変的な共有空間 | 可変性のある共有空間をつくるべき | プライバシーを守るための個室が必要不可欠であるのと等しく、共有空間はライブラリーやプレイスペースとして、自在に機能する空間としての仕掛けが考えられるべきであり、そしてそこが外に対して開いたり、閉じたりが選択できる可変性のある装置としての役割も兼ねる場であることが重要なポイントとなると思う。 | プライバシー、個室、共有スペース、ライブラリー、プレイスペース、空間、可変性、装置 | 外との接点の貧困さ | それは外との接点のもち方が貧しいからだ。 | 外、接点 | ||||||
建築家の思考 −住宅設計論 |
コンセプト | 外と出会う仕掛け | そこにあったようなさまざまな人と出会う、季節と出会う仕掛けを住宅の中に取り戻せないだろうか。 | |||||||||
建築家の思考 −設計コンセプト |
幾種類かの空間 | この住宅においても建具が移動し、中庭のテントが開閉することによって、内部・外部の関係が変化し、幾種類かの空間が現れる。住宅の設計に際して一番に考えたことである。 | 住宅、建具、移動する、開閉する、内部、外部、変化、空間 |