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「タンポポハウス」
藤森照信
現代社会の認識・批判 現代批判 規格化した現代化への疑問 工業技術、工業製品の精度を追求し、規格化した現代建築に疑問を感じて、作ることも仕事とするようになった。 工業技術、工業製品、現代建築 「タンポポハウス」
藤森照信
住宅特集
07/1996
設計プロセス 平面、断面 何も考えない、前の家に住んでいたものと同じ 平面は、改築前に住んでいた家をベースにして決め、断面は立面を決めたらおのずと決まった。 平面、断面
記事タイトル
『自然そのものを
外壁に取り込んだ
タンポポハウス』
CASA Brutus
vol. 10,  夏 1998
背景情報・予備知識 自然素材を取り込む 自然素材と建築 工業性の少ない自然素材をいかに建築に取り込むか、という一貫したテーマで建築に取り組んでいる。 自然素材、建築 建築の描写・説明 立面 ピラミッド状の立面、ヴェランダ、サンルーム 立面はマッシブなのが好きなのでピラミッド状にし、1階にヴェランダ(夏はヴェランダで、冬はサンルームとなる)を張り出したらこのかたちになった。 立面、マッシブ、ピラミッド状、1階、ヴェランダ
現代社会の認識・批判 緑化問題 建物から直接緑を生やしたい 「緑化問題について考えると、ヒフからうぶ毛が生えるように、建物から直接緑を生やしたくなる。同じ生やすならタンポポやニラのような草がいい。 緑化、緑、建物、生やす   設計プロセス 屋根、壁 タンポポの植え方の試行錯誤 一番力をこめ、考えに考え、スケッチにスケッチを重ねたのは、屋根と壁にどう草を植えるかで、その見え方からディテールまで、試行錯誤を繰り返した。 屋根、壁、草、ディテール、見え方
  建築家の思考
-設計コンセプト
仕上げ 素人の力を仕上げにいれたい また、素人の力を(構造や設備では安全性に問題があるので)仕上げの一部に入れたかった」 素人、仕上げ ディテール  
建築の評価 環境共生住宅 自然そのものを建築に取り込む  自邸「タンポポハウス」は、自然素材だけではなく、自然そのものを建築に取り込んだ、いうなれば環境共生住宅だ(本人は共生ではなく寄生だといっている)。 自然、建築、自然素材、環境共生住宅 施工プロセス タンポポ 日本タンポポ    
建築の描写・説明 実験としての「タンポポハウス」 屋上庭園ではなく壁面の緑化 「建物の緑化について、あれこれかんがえつづけてきた経験と試作から、屋上庭園はだめで、壁面の緑化こそが正しい道と結論」   建築家の思考
-設計コンセプト
建物の名前 Glass Houseへの思い入れ    
下から見上げてもタンポポはよくない 「タンポポは下から見上げても面白くない」   建築の描写・説明 材料(木材) 木材の種類、用途 室内などのめだつところの木材は、信州の田舎のものを伐って使った。 室内、木材
外壁 タンポポを植える 「タンポポハウス」の外壁は、鉄平石で覆いその間の帯状の隙間にタンポポを植えている。 外壁、鉄平石 クリ、クワ、キリ、ナラの4種で、クリは玄関とヴェランダの柱に、クワは玄関の扉(内側)と床と下駄箱の天板に、キリは主室(居間、客間、茶室を兼ねる)の扉と柱に、ナラは主室の床、壁、天井に張りまわした。  
床、壁、天井 ナラ材を貼る 内部は板(ナラ材)を床、壁、天井に貼り巡らしている。 内部、床、壁、天井 板の張り方 板を張るにあたり、表からネジ止めし(ダボを打つ)、隙間や割れたところには漆喰を詰めるという乱暴なやり方を試みたが、思いのほかよい効果を生み満足している。 漆喰、板、効果
修理 乾いて空いてきたところには漆喰をつめ、持ち上がったところは木ネジで抑えダボで隠した。 漆喰、木ネジ、ダボ 建築の評価 近隣とのバランス 街とは浮いてしまう 出来上がって足場が取れたとき、東隣の農家の光景とはシックリいったが、南、北、西隣の住宅とはまったく合わず、完全な異物として浮いてしまった。 農家、住宅、異質
素材感 「板を空間全体に張り巡らしたら、素材の感じがひしひしと迫ってくる。これが一体化していたらもっと印象深いと思った」 空間、素材