非建築専門雑誌の記述   建築専門雑誌の記述
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「ゲストハウス2」
淡路島ワークショップ
confort #34
秋/1998
背景情報・予備知識 敷地、周辺環境 淡路島     「ゲストハウス2」
淡路島ワークショップ
住宅特集
05/1998
背景情報・予備知識 「ゲストハウス1」 宴会空間    
施主と設計者 久住章さんと学生       「ゲストハウス2」 宿泊施設    
  「ゲストハウス1」 フリースペース     施工プロセス 施工 セルフビルド 「ゲストハウス2」も計画設計したものが実際につくるというセルフビルドのかたちが取られた。 セルフビルド
「ゲストハウス2」 宿泊施設     震災による中断・再開    
建築の描写・説明 外観 トンネル、三角屋根 「ゲストハウス2」は、アーチ状のトンネルとそれを覆う三角屋根で構成されている。 アーチ状、トンネル、三角屋根 建築家の思考
−住宅設計論
設計思想 「ハッピー」な建築をつくろう 「ハッピーな建築をつくろう」という考え ハッピー、建築、
構造 半円状のフレームをつなげる トンネルは、大小13の半円状フレームを並べてつなげ、 フレーム、 自由な発想 社会的な常識や価値観にとらわれずに自由な発想を表現している。  
野地板にモルタル、漆喰仕上げ 壁面に野地板を渡してモルタル、漆喰を塗って仕上げた世にもユニークな構造。 壁面、漆喰、野地板、モルタル、仕上げ、構造 職人と建築家の共同作業 建築家はかたちを、職人は技術を優先して建築をとらえがちではあるが、両者が対等な立場でお互いの考えを尊重し、共有しながら建築をつくることが重要だと考えた。 建築家、かたち、職人、技術、建築
屋根 内部を守る 屋根は外壁の漆喰を雨風から保護し、太陽の強い熱や光から内部を守ってくれるものだ。 屋根、外壁、漆喰、熱、光 建築の描写・説明 構造 三角の大屋根とトンネルの二重屋根構造 「ゲストハウス2」では、三角の大屋根とアーチ状のトンネルとの二重屋根構造でできているが、これは外壁の漆喰を雨風から保護するためであり、また、夏期の熱射から内部を守るために考案された。 大屋根、トンネル、二重屋根構造、外壁
エントランス エントランスから見る、寝室、食堂、台所、トイレ、風呂  エントランスから見て、右手の東側に寝室、左手の西側に食堂・台所、トイレ、風呂がある。 エントランス、寝室、食堂、台所、トイレ、風呂 開口部 通風 トンネルの東西方向の開口部は夏期の通風方向と、また南北側下部のスリットは室内の換気として海山からの風向きと対応してつくられている。 トンネル、開口部、通風、スリット、換気、室内
寝室 シンプルな空間 寝室は、藁のベッドが4つと小さな荷物置きの造り付け棚だけというシンプルな空間。 寝室、シンプル、空間 土間の床 水抜きのための床の傾斜 土間の床が斜めに傾斜しているのは、数十年にいちど訪れるかどうかと言う大洪水の際の水抜きを考慮したものである。 土間、床、
食堂、台所 いろいろな色、にぎやかさ 食堂と台所は、いろいろな色に溢れ、にぎやかな雰囲気。 食堂、台所、雰囲気 構造 トンネルの壁厚 また、アーチ状のトンネルの壁厚が3cmと非常に薄いけれども、構造的に木造アーチ構造と外壁モルタルによって充分に支えられている。 トンネル、壁厚、構造的、木造アーチ構造
風呂、トイレ 風の通り道 西側の開口部に面した風呂とトイレのエリアは、ちょうど建物全体の風が抜ける出口なので、湿気や熱も溜まることがなく、実に涼やか。 開口部、風呂、トイレ、建物、風 内部空間 断熱性 内壁には断熱性の高い石膏が塗られているので、四季を通じて実に快適な内部空間になっている。 内壁、断熱性、内部空間
ゆっくりと安らげる住居空間 安らぎのための暗さ 「1」が開放的で明るい空間であるのに対し、「2」に求められたのは、"ゆっくりと安らげる住居空間"、そのために「暗さ」は不可欠な要素であった。 開放的、明るい、空間、安らげる、住居、暗さ 設計計画 気候を利用したシステム このようなシステムは、他の場所では困難であり、淡路島の気候条件下で成立するものである。 システム、
そこで東西の開口部を残してほかは総て漆喰の壁とし、普通の窓はつけずに、明かり取りは風通しの工夫を凝らした。 開口部、窓、 建築家の思想
設計コンセプト
設計計画 誰でもつくれる 誰でも簡単につくれるような住宅であること 住宅
風通し 例えば、天井には透明なアクリルの棒を差し込み、サイドの壁にはスリットやボックス状の窓を設け、また足元には小さな開閉窓を取り付けて下から風を招き入れている。 天井、壁、スリット、窓、開閉窓 安価な素材 身の回りで得られる安価な素材であること 素材
夏向きの建物 すべての部屋が土間  全ての部屋の床が土間なので、外の日差しが強くても、内部はひんやりと心地よい。 土間、床、内部、ひんやり、心地よい 設計プロセス 採集と実験    
風通しがよい 建物自体、夏の風向きに合わせて建てられているから、開放的で風通しは抜群によく、外の環境を迎え入れる構造になっている。 夏、開放的、風通し  
建築の評価 建物のおもしろさ 時間による陽差し、音、匂いの変化 小さな窓を通して漏れてくる外の陽差しや音、匂いなどが、時間の経過とともに、室内の風景をくるくると変えていくのが面白い。 窓、音、室内、
わくわく感  玄関に足を踏み入れたときのわくわく感。 玄関
新鮮なアイデア 新鮮なアイデアがたくさんつまった食堂には楽しい予感、ベッドの上には安らぎが満ちている。 食堂
建築の評価 プリミティブな空間 「ゲストハウス2」は、楽しい気持ちを大事にしたいという設計者の意図が映し出された、プリミティブな空間であった。 設計者、プリミティブ、空間