非建築専門雑誌の記述 | 建築専門雑誌の記述 | |||||||||||
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形式 | 記述対象 | 要約 | 形式 | 記述対象 | 要約 | |||||||
「調布の家」 | 設計条件 | 周辺環境 | 商店街、住宅地、畑 | 「調布の家」 渡辺純 記事タイトル 『パルーシア(臨在)と「平目型」タイプに関するメモ』 住宅特集 10/1995 |
現代社会の認識・批判 | 建築家の陥る悪弊について | コンセプトをめざすゆえに各部位が抑圧される | |||||
渡辺純 | 建築の描写・説明 | 玄関、階段 | 玄関、階段 | 玄関を入ると正面に階段が現れ、 | 玄関、階段 | 知的なゲームという遊びのための建築 | ||||||
編集企画 | 2階、リビング | 光に誘われて2階へ上がる | 落ちる光に誘われるようにして2階に上がると、突然ふわっと視界が開け、大きな開口部を持つ明るいリビングに到着します。 | 光、2階、開口部、明るい、リビング | パルーシア(臨在)のない建築は意味がない | 建築にとって洗練が足りず素朴で醜かろうとも、そこに「出来事」や「伝統」の豊かな営みを質的に高め、人間を支えるものとして期待される役割をまっとうして「居る」という状態のほうがはるかに「意味のあること」に違いない。 | 建築、「出来事」、「伝統」、「居る」、 | |||||
『気持ちのいい家18軒』 | 施主についての記述 | 施主の紹介 | 設計者の両親の家 | 観念的な判断の欠点 | 完全無比なものへの指向 | 整合的な美しさをめでる人間の自然な性向は、意図され与えようとする構造を完全無比で絶対的なものとしてイメージさせてしまう。 | 整合的な、美しさ、人間、意図、構造、絶対的な、 | |||||
モダンリビング#114 | 要望の把握 | 個人生活の充実 | 人間としてのゆとりを持って暮らせるような家をご両親が望んでいる、と渡辺さんは感じたそうです。 | ルドルフの集合住宅作品 | ||||||||
9・10/1997 | 建築家の思考 -設計コンセプト |
そこに居て気持ちのいい家 | 機能だけの家、来客のための家ではない | 来客を意識したフォーマルな家でもなく、機能だけの家でもない、「そこに居て気持ちのいい家」をつくろうと考えました。 | フォーマル、機能、気持ちのいい、家 | 『アメリカ大都市の死と生』 | ||||||
建築の描写・説明 | リビング、ダイニング | 一つの大きな空間 | 2階のリビングは、キッチンの手前にコーナーとしてレイアウトしたダイニングまで、大きな一つの空間としてプランニングされている。 | 2階、リビング、キッチン、ダイニング、空間 | 『千のプラトー』 | |||||||
天井高は最高で3400mm。 | 天井高 | 知的な刺激はあくまで刺激でしかない | ||||||||||
素材の組み合わせ | 洗練を感じさせる | 住まい全体を通していくつもの素材がたくみに使われている点も、この家に洗練を感じる理由のひとつとなっています。 | 設計者の思考 -住宅設計論 |
本質に近づく方法論 | プロダクトではなくプロセスに注目するという方法論 | |||||||
施主についての記述 | 住み手の生活 | 生活を楽しむ | プロセスに注目する表現の可能性 | この住宅の設計においては、このようにしてプロセス(過程)に重きを置いた表現の可能性が求められることとなった。 | 住宅、設計、プロセス(過程)、表現 | |||||||
妹島和世氏岐阜県営住宅の計画 | ||||||||||||
設計者の思考 −コンセプト |
設計のコンセプト | 「平目型」という「かた」 | 方法のひとつとして今回採用したのは、「平目型」タイプという都市型住宅の「かた」を全体的方向を示す枠組みとして与えることであった。 | 「かた」、「平目型」、都市住宅、枠組み | ||||||||
枠組みとして筋を示すことがゆるやかな誘引をもたらし、部分の成長を積み重ねることによって結果としての謹厳(sobriety)にまで至ってくれたら | 枠組み、謹厳(sobriety) | |||||||||||
表と裏の関係を意識的に際だたせる意味 | 「平目型」タイプとは表と裏の関係を意識的に際だたせていることを意味する。 | 「平目型」タイプ、表、裏 | ||||||||||
建築の描写・説明 | 配置 | フォーマルな佇まいと私空間 | 敷地西側に空間的にゆったり広がる畑へ向けてややフォーマルな佇まいを、一方反対側となる建物の東側は「にわ」としての私空間 | 敷地、空間的に、ゆったり、広がる、建物、「にわ」 | ||||||||
開口 | 窓 | さらに平目の口と目のある顔に相当するのは、建物南側道路に面する玄関の開口と2階の四角い窓を擁した部分ということになる。 | 平目、顔、玄関、開口、窓、 | |||||||||
玄関 | 平目と同じく口となった玄関から来訪者を引き入れることとなる。 | 玄関、平目、口 | ||||||||||
西側立面 | スクリーン | ハレの部分である西側立面の重要要素として、鉄骨フレームによるスクリーンがある。 | ハレ、鉄骨フレーム、スクリーン | |||||||||
空間構成 | この鉄骨フレームは表と裏の臨界をなし空間構成の要ともなっている。 | 鉄骨フレーム、臨界、空間構成 | ||||||||||
ニュアンスの醸し出し | ハレの側からすると、鉄骨フレームによる自立スクリーンは第1層となり、背後の建物本体のコンクリート壁を第2層、大ガラスを通して知覚される内部階段東側の左官壁を第3層と合わせ層状効果によるニュアンスの醸し出しが意図されている。 | ハレ、鉄骨フレーム、自立スクリーン、コンクリート壁、階段、ガラス、ニュアンス | ||||||||||
階段室 | 人の気配を外へ伝達 | 建物内部には側には主階段が設けられ・・・鉄骨フレームによる自立スクリーンを通して建物内部の人の気配を外へ伝達し通り空間を活性化するという重要な役割を持っている。 | 建物、主階段、鉄骨フレーム、自立スクリーン、内部、空間 | |||||||||
外壁 | コンクリートのデザイン表現 | 外壁コンクリート表面は、焼き木処理をした内装用スギ化粧板を型枠に重ね張りすることでスギの板目が特に強調されている。 | 外壁コンクリート、焼き木処理、内装用スギ化粧板、型枠 | |||||||||
ディテール | デザイン表現をする | |||||||||||
住み手のための使い勝手 | ひとつひとつデザインする | さらに住み手のために、使い勝手という住宅として当然満たさなければならない、生活臭漂う日常的側面もひとつひとつきちんとデザインして応対し、全体に齟齬がこないよう消化し、部分としてのデザインの輝きを求めた。 | 住み手、使い勝手、住宅、デザイン | |||||||||
建築の評価 | 竣工後の「平目型」の効果 | 施主から読みとりたい |