非建築専門雑誌の記述 | 建築専門雑誌の記述 | |||||||||||
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「S邸」 横内敏人建築設計事務所 記事タイトル 『和のセンスを住まいに生かす』 モダンリビング #115 11・12/1997 |
設計条件 | 周辺環境 | 敷地周辺 | 京都洛北の住宅地に建つS邸 | 京都、住宅地 | 「洛北無名の家」 横内敏人建築設計事務所 住宅特集 12/1997 |
設計条件 | 周辺環境 | 周辺環境のよさ | この家の建つ岩倉という地は京都盆地の最北部に位置し、近年宅地開発が進んだものの、いまだ古い農家が点在し、田も多く、いたるところに美しい田園の面影を残している。 | ||
町並みに溶け込む | 周囲の町並みに自然と溶け込んだ落ち着いたたたずまいが魅力の住宅 | 町並み、落ち着いたたたずまい | 現代社会の認識・批判 | 和風の家 | 屋根や外壁の形状などへの行政指導 | |||||||
背景情報・予備知識 | 設計者の紹介 | 設計者の紹介 | 建築家の思考 -設計コンセプト |
町並みとの調和と現代的感性を求める | 和風らしく瓦で屋根を葺き、周辺の家並みと調和した目立たない外観の家にして、しかし、それでいて和風和風したいやらしさのない、現代的ですっきりした感性の、さりげないが魅力的な家ができないものかと考えた。 | 和風、瓦、屋根、家並み、調和、家、現代的 | ||||||
建築家の思考 -住宅設計論 |
現代生活と伝統様式 | 自然と人間とのかかわりを考えると伝統的な様式を意識せざるを得ない | 「和風を特別に意識して設計しているとは思いませんが、日本の風土や自然と人間とのかかわりを建築的に表現しようとすると、結果的に日本の伝統的な建築様式を意識せざるを得ないのではないでしょうか。 | 和風、設計、日本の風土、自然、人間、建築、表現、伝統的な、建築様式 | 建築の描写・説明 | 構成 | 立体構成 | 1階に家族の共有諸室を置き、個室は上に上げて2階を1階の半分ほどの大きさにする。 | 家族、共有諸室、個室 | |||
現代生活と伝統様式 | それをどう現代の生活スタイルに合わせるかが私の大きなテーマになっています」 | 現代、生活スタイル | 外観・屋根 | 軒先、屋根 | 雨樋をやめて軒先をすっきりさせ、棟も薄くして鬼瓦を省略し、すこしむくりをつけた屋根が美しく見えるよう、上屋と下屋の勾配を変えた。 | 雨樋、軒先、棟、鬼瓦、むくり、屋根 | ||||||
建築の描写・説明 | 平面計画 | 開放的なプラン | 横内さんがつくる住宅は、自然と一体感のある開放的なプランが特徴です。 | 自然、一体感、開放的、プラン | 居間、書斎 | 庭と一体になる | 1階の居間と書斎は庭と一体となるよう床の高さを下げ、開口部には天井高まで全面開放できる隠し框の木製ペアガラス戸と障子を組み込んでいる。 | 居間、書斎、庭、一体、床、開口部、天井、開放、隠し框、木製ペアガラス戸、障子 | ||||
外観 | 周辺との調和、プライバシー | このS邸では、外観は屋根を瓦葺きにし、周囲の環境に馴染ませ、建物を高いコンクリートの外塀で囲み、プライバシーを守っています。 | 外観、屋根、瓦葺き、周囲、環境、馴染む、建物、コンクリート、外塀、囲む、プライバシー | 食堂、庭、採光 | 明るさの確保 | プランの都合上北側になってしまった食堂では、南庭への見通しがきくように逆に30cm床を上げ、湿気がちな北庭はテラスにして、その床面と奥の板塀とに光を反射させて明るさを確保した。 | プラン、食堂、テラス、板塀、光、明るさ | |||||
庭と開口部 | 自然を室内に取り込む | 建物は庭に面して南側に開放し、大きな開口部を設け、自然を室内に取り込んでいます。 | 建物、庭、開放、南側、開口部、自然、室内 | 居間、食堂 | 障子で仕切る | 居間と食堂は葦の天井を同じ高さで張りつないでいるが、必要に応じて、それぞれ障子で仕切れるようになっている。 | 居間、食堂、天井、障子 | |||||
庭、リビング、ダイニング | 何処にいても庭を同じ視線で見られる | 緑の庭を中心にどこに居ても同じ視線で庭が見られるようにリビング、ダイニングの床のレベルに少し差をつける | 緑、庭、視線、リビング、ダイニング、床 | 台所 | 明るさと開放感 | 食堂に続く台所は床を一段落として目線の高さを食堂に近づけ、高い天井に天窓を取ることで明るさと開放感を手に入れた。 | 食堂、台所、床、目線、天井、天窓、開放感 | |||||
仕上げ | フローリング、上壁、葦ベニヤ | 1階の床はフローリング張り、壁はさくっとした仕上がりの上壁、天井は葦ベニヤ | 床、フローリング、壁、上壁、天井、葦ベニヤ | 回遊型プラン | 台所から直接玄関に出られる | また、主婦の使い勝手を考えて、台所から直接玄関に出られる回遊型プランを採用しているが、結果的には土間のある古い民家と同じような間取りになっている。 | 使い勝手、台所、玄関、回遊型プラン、土間、民家、間取り | |||||
空間記述 | シンプルな空間 | 置き家具のないシンプルな空間は伝統的な日本の住宅に通じる | 家具、シンプル、空間、伝統的、日本の住宅 | 建築家の思考 −住宅設計論 |
設計の主題 | 構成の新しさよりも空間のプロポーションなど | この家では、構成の目新しさというよりも空間のプロポーションや相互の関係、開口部の形や部屋の明るさ、生活への細かな配慮、材料や細部の検討などが設計の主題であった。 | 構成、空間のプロポーション、開口部、明るさ、生活、材料、細部 | ||||
ディテールのデザイン | 奇をてらわず、さり気なく仕上げられているモダン空間には、和のディテールがそこここに、こうしたデザインの積み重ねが居心地のよさを生み出しています。 | モダン、空間、和、ディテール、デザイン、居心地 | 建築家の仕事について | 建築家の仕事 | 何も変わったことをやって大見得を切るばかりが建築家の仕事ではない。 | |||||||
普通だがよい家 | 普通だがよい家を造ることも、建築家に求められる大切な仕事だと信じている。 | 普通、家、建築家 |