非建築専門雑誌の記述 | 建築専門雑誌の記述 | |||||||||||
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形式 | 記述対象 | 要約 | 形式 | 記述対象 | 要約 | |||||||
「階段収納の家」 木下道郎 モダンリビング #121 11・12/1999 |
施主についての記述 | 施主の紹介 | 家族構成、生活 | 「階段収納の家」 木下道郎 住宅特集 03/1998 |
設計条件 | 敷地周辺 | 閑静な住宅地 | |||||
建築の描写・説明 | 玄関 | 玄関がない | この家にはいわゆる玄関がありません。 | 家、玄関、 | 家族構成 | 夫婦子供2人 | ||||||
広間 | 「家族の領域」としての広間 | タイル敷きの外部空間も含めて「家族の領域」としての広間と考え、その広間に少しずつ段差を設け、下の間、中の間、上の間としています。 | 外部空間、家族、領域、広間、下の間、中の間、上の間 | 施主の要望 | 蔵書の収納、家族構成の変化への対応 | |||||||
縁側と庭のような関係 | その内外のつながりに感じるのは、昔の日本民家の縁側と庭のようなおおらかな関係。 | 内、外、つながり、日本民家、縁側、庭、 | 建築家の思想 -設計コンセプト |
階段収納のプログラム | 独立性の高い個室と家族の領域の連結 | 家族の生活の形態と「膨大な蔵書」が鍵となって、収納を兼ねた階段、すなわち[階段収納]によって、独立性の高い個室が個々に家族の領域に連結しているプログラムがすぐに導き出された。 | 家族、生活、収納、階段、[階段収納]、個室、家族、領域、プログラム | |||||
個室への通り道 | また同時に、この広間は各個人のプライベートルームへの通り道にもなっています。 | 広間、プライベートルーム、通り道 | 利便性との相反性 | 階段が全部で7つもあり、利便性だけを議論すれば少なからず問題のあるこのプログラムは住まい手一家に、意外にも、あっさりと受け入れられた。 | 階段、利便性、プログラム、住まい手 | |||||||
設計のコンセプト | 個室と家族 | 個人の時間は尊重しながら、常に家族のつながりを感じることができる、そんなプランなのです。 | 家族、プラン | 建築の描写・説明 | [階段収納] | [階段収納] | その[階段収納]は、2.1m角の方形の平面を持つ高さ5.3mのコンクリートの塔に収められている。 | 平面、コンクリート | ||||
「階段収納の家」の由来 | これ(建物の名前)は広間と各個人の部屋とをつなぐ階段部分が塔になっており、その内部壁面がすべて本の収納となっていることから来ています。 | 広間、部屋、階段、塔、収納 | 収納 | 階段の最下部は箱階段状の押し入れで、そのほかに階段の段板の左右の壁面が2層分塔の最上部まで収納棚になっている。 | 階段、押し入れ、収納棚 | |||||||
施主についての記述 | 施主の感想 | 満足 | 上下階のつながり | 上下どちらにも帰属しうる緩衝領域 | [階段収納]の最上部にはハイサイドライトと換気口があり、上下階の2ヶ所の扉の開閉によって、どちらの領域にも帰属し得る、曖昧な「緩衝領域」になっている。 | ハイサイドライト、換気口、扉、領域 | ||||||
施主の生活 | 広間がよい | 家中でいちばん気持ちいい場所が家族の集う間となっていて、気がつくとみんなここでくつろいでいる。 | 家、場所 | 構造 | 屋根の支持 | 上階の[家族の領域]には全部で8本の塔が規則的に並び、その内の6本が屋根を支持している。 | 上階、屋根 | |||||
家具、音楽など | [家族の領域] | 明るい、人が集うのに最適な空間 | [個人の領域]がすべて下階に収められているので、[家族の領域]は明るくのびやかで、人が集うのに最適の空間となっている。 | [個人の領域]、[家族の領域]、空間 | ||||||||
施主の要望 | 家族の居る場所、収納、仲間と楽しめる家 | プログラム | [家族の領域]を経由して外に出入り | 各個人は[家族の領域]を経由して外と出入りするようにプログラムされている。 | 外、出入り、プログラム | |||||||
建築の描写・説明 | 空間構成 | 室内と一体化する外部空間 | バーベキューテーブルのある外部空間や全面ガラスの開口で室内と一体化するプランは、格好のもてなしの場になるだろう。 | 外部空間、ガラス、開口、室内、プラン | 建築家の思考 −将来への可能性 |
将来への発展性 | 単純な構成 | この住宅の基本構成は「個室+塔」とい単一の構成要素の集積という極めて単純なものなので、変化への対応は比較的容易なのではと思う。 | 住宅、構成、個室、塔 | |||
近隣への配慮 | 一方で、住宅街に建つ家ということも考慮する必要があった。 | 住宅街、家 | さまざまな住宅への適用 | 将来、2世帯住宅や個室群住宅や場合によっては特殊な集合住宅に発展する可能性もあるのではないか。 | 2世帯住宅、個室群住宅、集合住宅 | |||||||
半地下の1階 | そのため、1階の一部を半地下にして建物全体の高さを低く押さえ、外部からは中の様子があまり見えないようにした。 | 1階、半地下 | ||||||||||
構造 | コンクリートの塔 | 住まいの構造となるコンクリートの塔 | 構造、 | |||||||||
収納 | そのうち7本の内部を階段とし、同時に高橋さんの持つ蔵書を収納するためのスペースとした。 | 階段、内部、収納、スペース |