非建築専門雑誌の記述 | 建築専門雑誌の記述 | |||||||||||
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形式 | 記述対象 | 要約 | 形式 | 記述対象 | 要約 | |||||||
「伊豆のナインスクエア」 北山恒+アーキテクチャーワークショップ 編集企画/『集まれ!リビングキッチンに』 モダンリビング#131 7・8/2000 |
施主についての記述 | 敷地周辺、施主 | 敷地周辺、施主 | 風光明媚な伊豆の国定公園内の別荘地に、大阪から移住したMさん。 | 風光明媚、伊豆、別荘地 | 「伊豆のナインスクウェア」 北山恒+ワークショップ 住宅特集 12/1998 |
設計条件 | 周辺環境 | 分譲別荘地 | 敷地は伊豆の国立公園内にあるのんびりとした分譲別荘地である。 | 敷地、分譲別荘地、のんびり | |
施主の紹介 | 依頼の背景 | この環境が気に入り、以前、半ば衝動的にこの土地を購入していたそうですが、当初は建築家に依頼して家を建てるつもりはまったくなかったと言います。 | 環境、土地、建築家 | 法規制 | 建蔽率、容積率 | 建蔽率20%、容積率40%ということと、壁面線の後退義務 | 建蔽率、容積率、壁面線、 | |||||
施主の今までの家 | 細かく区切られた部屋 | それまでのMさんの住まいは、細かく部屋ごとが区切られた二世帯住宅。 | 部屋、区切られた、二世帯住宅 | 周辺環境 | 丘陵地、海 | 起伏に富んだ丘陵地であるが、海にも近いため気候は温暖で過ごしやすい。 | 起伏、丘陵地、海、気候 | |||||
施主の要望 | 使いこなせる家 | 施主についての記述 | 施主の紹介 | 住まい手 | 住まい手は大阪にある地所を処分してここに移り住むことにした婦人と大型犬1頭である。 | 住まい手 | ||||||
建築の描写・説明 | 空間構成 | プラン | 正方形の建物を9分割してその中央部分を中庭として吹き抜けにするプラン。 | 正方形、建物、9分割、中庭、吹き抜け、プラン | 施主の要望 | 風通しのよい家、スロープ | 建物の中央がぽっかりと抜けた風通しのよい家であることと、兄弟に足腰の弱い高齢の方がいること、そしてご自身の将来のことも考えて、2階とはスロープでつなぐことを要望された。 | 建物、中央、ぽっかり、風通し、家、スロープ | ||||
1階プライバシー、2階パブリック | 女性の一人暮らしということも配慮して、1階のプライベートな部分は外部に対して完全に閉鎖的なものとし、2階はオープンなパブリック的要素を持つ空間になっています。 | プライベート、外部、閉鎖、オープン、パブリック的要素、空間 | 庭をとりたい | 前面道路にある南側に大きく庭をとりたいという婦人の希望 | 庭 | |||||||
施主の要望 | 動線 | 特にキッチンのある2階部分に関しては、Mさん側から座る・食べるといったすべての生活行為は、無駄な動きを少なくして短時間で完結させたいという要望もありました。 | キッチン、2階部分、生活行為、 | 建築の描写・説明 | 正方形平面 | 正方形平面 | 正確な正方形の平面を敷地に置くことにした。 | 正方形、平面、敷地 | ||||
キッチン | コンパクトキッチン | 来客があるときのことも考慮して少人数でも大人数でもフレキシブルに対応できるように作りつけのコンパクトなキッチンを採用。 | フレキシブル、キッチン | スロープ | 建蔽率には入らない | 軒下に建蔽率には算入されないスロープを回すことにした。 | 勾配屋根、軒、軒下、スロープ、建蔽率 | |||||
作業スペース | 更にこのキッチンには、ダイニングテーブル、またあるときにはデスクとしても使えるような大きな作業スペースが設けられています。 | キッチン、作業スペース | 二つのルートで2階につながる、生活空間の拡張 | 内部階段のほかにもうひとつ別のルートで2階とつながることで、意識の上での生活空間を拡張できたように思う。 | 内部階段、意識、生活空間 | |||||||
施主についての記述 | 使い心地 | ナインスクエア平面 | 正方形を9分割 | 正方形を9分割し中央のコマを外部とするナインスクエア平面 | 正方形、9分割、ナインスクエア平面 | |||||||
竣工後の生活 | 暮らし方 | 建築家の思考 −設計コンセプト |
設計理念 | 理念的モデル | 図式性の高い平面はある種の理念的なモデルであり、通常は周辺環境との応答の中で変形を受ける。 | 図式性、平面、理念的、モデル、周辺環境 | ||||||
家の概念 | 今回は別荘地という擬似的な自然環境の中で「家」という概念を定位させるためにこの理念モデルから組み立てようと考えた。 | 別荘地、擬似的、自然環境、家、概念、理念、モデル | ||||||||||
建築の描写・説明 | 開口部 | 出入り口 | 安全のために下階は外部に対して閉ざされている | 安全、外部、閉ざされている | ||||||||
床、中庭 | 中庭を抱き込む1階 | 平面の中央にある外部はスノコが張られ内部と連続した床となっており、1階はこの中庭を抱き込むような囲まれた空間である。 | 平面、中央、外部、内部、連続、床、中庭、囲まれた、空間 | |||||||||
2階 | 開放的な円環状の空間 | 2階には外を望むガラス窓を設け、中央の外部を中心とした開放的な円環状の空間としている。 | 外、ガラス窓、中央、外部、開放的、円環状、空間 | |||||||||
空間記述 | 中央の外部空間 | この中央の外部空間は、風が吹き上がり、雨が降り、光が満ちる。 | 中央、外部空間、風、雨、光 | |||||||||
生活の中での意識 | 生活の中で意識は絶えずこの空間に向けられる。 | 生活、意識、空間 | ||||||||||
中央の空隙 | 家という意識 | 住宅に設けられた中央の空隙は、「生活の場」ではないが、「家」という意識の中核となるのだ。 | 住宅、中央、空隙、生活、家、意識、中核 | |||||||||
施主の要望 | 耐震性、高床 | 建物を高床にすることと、耐震性の高い建物とするという新たな要望 | 建物、高床、耐震性、建物、 | |||||||||
構造 | 立体トラス | 相反する要件を満たすために、立体トラスのフレームで地面からもち上げることにした。 | 立体トラス、フレーム、地面 | |||||||||
空間記述 | 宙に浮かぶ | 建物は宙に浮かび、地表面をなめながら反対側の風景が透けて見える。 | 建物、浮かぶ、地表面、風景、 | |||||||||
建築家の思考 −設計コンセプト |
概念としての性格を強める | 概念としての建築 | 意味としては地面と切断するというこの行為で、建築は概念としての性格が強化されることになった。 | 地面、切断、建築、概念 | ||||||||
建築の描写・説明 | 仕上げ | スギ板張り | 仕上げは・・・・・・共にスギ板張りとなった。 | 仕上げ、スギ板張り | ||||||||
建築家の思考 −設計コンセプト |
生活 | 生活の中での図式性 | 意図した図式性はすべて生活の背後に隠れて見えてこない。そして、この住宅はこれでよいと思えた。 | 図式性、生活 |