コンピュータープログラミングのシラバスです。

通年で取っている人はIIIを併せて、I、またはIIの人はそれぞれのところを見てください。


コンピュータープログラミングT(前期2単位)概要

現代の社会生活の中でコンピュータの占める役割は年々増大の一途をたどっています。皆さんが道具としてそれを用いる場合にも、様々なパターンがあります。レポートや卒論の作成に、ワープロや表計算用のアプリケーションを使うこともあるでしょうし、卒業後の社会生活の中でもマーケティングやプレゼンテーションの道具として使うこともあるでしょう。ただ、ほとんどの場合、その利用法はメーカーから与えられたものを使うだけに限定されています。道具としてコンピュータを使いこなすには、プログラミングの技術は不可欠なものです。
この講義では、実際にデータを収集・入力し、それを解析する過程を通じてプログラミングの技術・意味を習得していきます。その際、統計学の知識を用いることになりますが、統計の初心者でも分かりやすいように、直感的な理解をうながす解説とそれに伴うプログラムの生成を考えていきます。また、プログラミングの技術の習得と同様に、そこで得られた統計量の解釈・意味付け能力の取得こそが重要だと考えます。この講義は、プログラミングを通じて統計学的なデータの読み取り方を学ぶための講義です。授業では、SASというデータ分析用のソフトウェアを使います。
最終的には、自分で作成したプログラムによる解析結果に、自分なりのコメントが付けられるようになることを目標としています。

 

コンピュータープログラミングU(後期2単位)概要

現代の社会生活の中でコンピュータの占める役割は年々増大の一途をたどっています。皆さんが道具としてそれを用いる場合にも、様々なパターンがあります。レポートや卒論の作成に、ワープロや表計算用のアプリケーションを使うこともあるでしょうし、卒業後の社会生活の中でもマーケティングやプレゼンテーションの道具として使うこともあるでしょう。ただ、ほとんどの場合、その利用法はメーカーから与えられたものを使うだけに限定されています。道具としてコンピュータを使いこなすには、プログラミングの技術は不可欠なものです。
授業では、SAS/IMLという言語を使いプログラミングを学んでいきます。IMLはInteractive Matrix Language:対話型行列演算言語の略で、行列を基本単位として扱い、言語は線形代数の表記に準じています。これは、表形式、すなわちマトリクス(行列)の形で与えられたデータをそのまま計算式の中に取り込むことが可能という意味で、直感に訴えやすいという利点をもっています。経済学では、また実際の社会の多くの部分でも、データが表形式の形で与えられることはそれほど特別のことではありません。
また、初心者も対象とした導入的部分からスタートしますので、SASまたは、SAS/IMLの知識を持たない人も積極的に受講してください。

 

参考書

SASによる経済分析入門 時永祥三 九州大学出版会
SASによるデータ解析の基礎 宮脇典彦・阪井和男 培風館
SASによるデータ解析入門[第2版] 竹内啓監修 東京大学出版会
SAS/IML User's Guide SAS Institute Inc.
SAS/IML入門 SAS Institute Inc.
なっとくする行列・ベクトル 川久保勝夫 講談社
演習詳解線形代数 有馬哲・浅枝陽 東京図書


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