第10回 繰り返し(for)
イタレーション(繰り返し)の作業は、実際の僕らの生活の中にも度々登場します。
今、下のプログラムで、ニュースでよく流れているような為替レートの話を考えてみましょう。
下のプログラムでは、1ドルから5ドルまでが、円に換算するといくらになるかを表にするプログラムを書いて見ましょう。
サンプル10−1
#include <stdio.h>
int
main()
{
double dollar , yen;
dollar =
117.49;
/*手入力でがんばってもらえましたか?*/
yen = 1 * dollar;
printf("1 ドル | %.2lf\n", yen);
yen = 2 * dollar;
printf("2 ドル | %.2lf\n", yen);
yen = 3 * dollar;
printf("3 ドル | %.2lf\n", yen);
yen = 4 * dollar;
printf("4 ドル | %.2lf\n", yen);
yen = 5 * dollar;
printf("5 ドル | %.2lf\n", yen);
return(0);
}
5回程度であれば、上のような形で実行してもいいでしょうけれど、100回もそれを繰り返せといわれたときは、今のような形ではとても面倒だし、無駄が多くなりますそこで繰り返しの文を使うことにします。
<forステートメント>
forステートメントは次のように利用します。
for(初期値 ; 終了値 ;実行すべき関数)
サンプル10−2
#include <stdio.h>/*辞書の指定*/
int main()/*プログラムの開始を宣言*/
{
/**/double dollar , yen;/*変数の定義1*/
/**/int loop;/*変数の定義2*/
/**/dollar = 117.49;/*dollarの初期値*/
/**/for (loop = 1 ; loop <=100 ; loop++)/*loopを1から100になるまで1ずつ増やしていく*/
/**//**/{
/**//**/yen = loop * dollar;/*実行する関数の内容(loop*dollar)*/
/**//**/printf("%3d ドル | %.2lf\n", loop,yen);/*実行結果を表示*/
/**//**/}
/**/return(0);/*終了の宣言*/
}
このプログラムでは、1ドルごとに計算するプログラムになっています。
課題 1)50ドルから1ドル刻みでゼロドルまで減っていく(ドル→円)表を作るプログラムを書きなさい。
2)50ドルから10ドル刻みで100ドルまで増えていく(ドル→円)表を作るプログラムを書きなさい。
3)100円から100円刻みで3000円まで増えていく(円→ドル)表を作るプログラムを書きなさい。