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1-1 資料収集と雑誌の定義
建築専門雑誌と非建築専門雑誌の定義と研究対象資料選定
研究対象年代
1997年1月-2000年8月

研究対象雑誌
非建築専門雑誌: 『AXIS』、 『BrutusCASA』、 『confort』、 『モダンリビング』

建築専門雑誌:  『新建築 住宅特集』
 日本では、1990年代半ばから様々なジャンルの雑誌が相次いで創刊されており 、建築作品を取り上げたり特集したりする雑誌も多く発刊されている。つまり、建築の専門家でない人々に建築を紹介する動きが活発になってきているということであるが 、上に述べたように、専門家とそうでない人の建築に対する考え方には開きがあり、お互いの理解を妨げることも多い。

 本研究では、建築記事を特集・掲載する雑誌がほぼ出揃った1997年を重視し、1997年1月から2000年8月までの雑誌について取り扱った。

 また、建築専門家のための雑誌とそうでない雑誌の定義については、現在定期刊行されている雑誌のうち、建築分野のみの情報を掲載している雑誌を建築専門雑誌と定義し、建築についての記事を掲載しつつ建築分野以外の記事を取り扱う雑誌を非建築専門雑誌と定義する。
 1997年1月から2000年8月の間継続して刊行されており、この期間に建築専門雑誌と比較できる数量の住宅記事を掲載している『AXIS』、 『BrutusCASA』、 『confort』、 『モダンリビング』の4雑誌を非建築専門雑誌と呼び、この期間の住宅記事を研究対象とする。
 さらに、4誌に掲載されている住宅記事のうち1990年1月から2000年8月まで『新建築 住宅特集』にも掲載されている住宅記事40組84件を対象資料とする。『新建築 住宅特集』は住宅建築のみを掲載する雑誌の中で代表的なものの1つであり、本研究中で建築専門雑誌と呼ぶこととする。
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