プログラミング入門マニュアル
まず、利用の環境を設定するために、ネットワークの接続を行い各個人のディレクトリをZドライブ上に用意しておきます。
2.C言語のための基礎知識
授業では、Cの翻訳と結合編集のコマンドをUNIX上で行います。そのためにUNIX上でCを扱うための初期設定が必要になってきます。以下で、その設定を行っていきます。
2.1 UNIXサーバーに接続
Windowsの「スタート」から、「すべてのプログラム」->「FUJITSU
PC-X」->「Solarisログイン」へ行きます。すると次のようなログイン画面が立ち上がります。
2.2 ログイン
まず、みんなの持っているログイン名をキーボードから入力します。入力したら、「Enter」キーを押すか、「了解」のボタンを押してください。
次に、パスワードを同様に入力します。正しいログイン名とパスワードであればログイン画面が消えてUNIXのワークスペース(作業用の窓)が表示されます。
2.3 ターミナルウインドウ(端末エミュレータ)
2.4 環境定義
2.4.1 ログインシェル
シェルとは、ユーザから入力されたコマンド(情報)を解釈し、プログラムを起動させるアプリケーションです。ログインシェルは、ユーザがログインするたびに起動され、ログアウトの際に終了します。その環境は、大学内でコンピュータを扱う全てのユーザが必要とするような性質のものではないため、通常は設定されていません。そこで、あらかじめ設定を行っておく必要があります。
ターミナルウィンドウ上で次のように入力します。
%cp /work/public/sample/.cshrc $HOME
2.4.2 X環境定義
次に、Xウィンドウを利用する環境を設定するために、次のファイルを設定しましょう。
%cp /work/public/sample/.Xdefaults $HOME
2.5 ログアウト
設定した環境を保存するために、Xウィンドウを終了させます。このとき、いきなりXウィンドウを閉じないようにしてください。必ず、すべてのアプリケーションを終了させてからです。
3.C言語の基本型と表示
ソースプログラム
コンパイラ・リンカ
実行ファイル(実行プログラム)
動作確認
デバッグ
試しに次のようなプログラムを書いて見ましょう。
テキストエディタを起動し、新規のファイルとして次のように記入してみます。
#include <stdio.h>
int main()
/* 表示をする */
{
printf("hello,world\n");
return(0);
}
記入したら、sample.c
と名前を付けてZドライブに保存してやりましょう。
これはソースプログラムを作ったに過ぎません。
次に、端末エミュレータを開いて、次のように入力します。
% fcc sample.c
うまくいかない場合は、 gcc sample.c で試して見てください。
この操作で、ソースプログラムがコンパイル(翻訳)され、実行ファイルが生成されることになります。
実行可能ファイルを実行するためには、同じ端末エミュレータに次のように入力します。
% ./a.out
既に、Zドライブには、a.outという名前の実行ファイルが自動生成され、実行を待っています。(つまり、新たにソースプログラムをコンパイルすると a.out が自動で生成されるため、残しておきたいプログラムは名前を付け替えておく必要があります)
同じ要領で、次の3つのソースプログラムを書いてみて違いを確かめて見ましょう。
サンプル01
#include
<stdio.h>
int main()
{
printf("Hi! ");
printf("It's ");
printf("nice day.\n");
return(0);
}
サンプル02
#include <stdio.h>
int main()
{
printf("Hi!\nIt's\nnice
day.\n");
return(0);
}
サンプル03
#include <stdio.h>
int main()
{
printf("Hi!\nIt's\nnice
\n\nday.\n");
return(0);
}
それぞれの違いは分かりましたか?