■2018年3月31日 オリエンテーション(新年度を迎えるにあたっての準備)を行いました。
春休みが終わり、新年度に向けたオリエンテーションが行われました。
稲川教室主任より挨拶、教務関係、学生生活指導、資格取得に関する指導、進路指導、担任による履修指導などが行われました。
久しぶりに再開して学生の顔には笑顔が見られましたがオリエンテーションが始まると真剣な顔に変わり、新年度を迎えるにあたって気持ちが切り替わっている様子が見受けられました。4年生については卒業研究配属が正式に決定し、いよいよ最終学年での卒業研究が始まります。
また、平成29年度学内優秀者表彰が行われました。平成29年度において成績が上位だった学生に対して、学長表彰として<優秀成績賞>が授与されます。工学部機械電気工学科からは
新4年生 西田 佳祐 君
新3年生 大迫 智晶 君
新2年生 佐藤 洋輔 君
が表彰されました。おめでとうございます。
平成30年度も充実した一年になるよう、共に努力していきましょう。
■2018年3月22日 大分高校の1年生が大学見学に来てくれました。
平成30年3月19日に大分高校の1年生が大学見学に訪れてくれました。機械電気工学科では若林助教による「ものづくり技術に必要な基礎を学ぶ」をテーマに50分の模擬講義を行い、24名が参加してくれました。
自動車の駆動源が内燃機関であるエンジンから電気エネルギーで回るモーターに移行しつつある現在、より高性能なモーター開発が求められています。若林研究室ではモーターなどの電気機器の低損失・高効率・低騒音化を目指し、様々な研究機関と連携、外部資金を獲得しながら研究開発を行っています。研究を行う社会的背景から研究内容、現在JAXAと共同研究を行っている宇宙用モーター開発の話からものづくりに必要な要素を認識して貰いました。そしてモーターが回る原理について解説し、実際に簡単構造なモーターを各学生に作ってもらい、回してもらいました。モーターの回る原理は「フレミングの左手の法則」で説明されますが、その法則を実際に体験できる内容です。
今回はわずかな時間でしたが、もっと機械電気工学科のことが知りたい場合は、オープンキャンパスなどに参加してください。皆さんの来学を心待ちにしています。
■2018年3月22日 若林研究室の卒研生5名が卒業しました。
平成30年3月17日に本学学内にて平成29年度卒業証書・学位記授与式が執り行われ若林研究室から5名の卒業生を送り出すことが出来ました。また、若林研究室に所属する塩崎君と西薗君に対し研究活動や難関資格取得が優秀と認められ学長より表彰されました。
【学長表彰】
■最優秀研究活動賞:塩崎 克樹 君
■優秀資格取得賞 :西薗 拓也 君
井手君、熊本君、塩崎君、御手洗君、西薗君、ご卒業おめでとうございます。今年度は卒研配属者が5名となり、研究活動が円滑にできるよう試行錯誤の一年でした。日頃の研究活動やオープンキャンパスへの貢献、沖縄での学会発表、韓国での学会発表、電気学会子どもイベントへの協力など、様々なイベントを共に行うことができ、私・指導教員にとっても勉強させて貰った一年になりました。
卒業研究終盤では、それぞれ頼もしい存在となっており、卒業してしまうのが残念に思いますが、この一年で大きく成長したと実感できたのではないでしょうか。
大学4年間、特に最後の1年間はお疲れ様でした。また、研究室の活動に積極的に参加し協力してくれて、ありがとう。配属時の目標であった、学会での発表を全員が成し遂げ、更には電気学会からの受賞にまで繋がりました。それぞれ卒業研究の中間発表、最終発表を行い、卒業研究論文を立派に完成させました。
これらの活動や業績を自信に繋げ胸を張って卒業し、社会で活躍して貰いたいと思います。
就職後、落ち着いたら近況を聞かせて下さいね。それでは、皆さんお元気で。
■2018年3月22日 平成29年度卒業証書・学位記授与式が執り行われました。
平成30年3月17日に本学学内にて平成29年度卒業証書・学位記授与式が執り行われました。また、卒業生対象の学内優秀者表彰も執り行われました。機械電気工学科からは以下の卒業生が学業成績や研究活動、難関資格取得において優秀と認められました。
【学長表彰】
■優秀成績賞 :渡邉 郁拡 君
■最優秀研究活動賞:塩崎 克樹 君(若林研究室)
■優秀資格取得賞 :西薗 拓也 君
【副学長表彰】
■優秀研究活動賞 :武井 彰汰 君(川崎研究室)
【学部長表彰】
■優秀研究・論文賞:吉高 大亮 君(筑紫研究室)
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。5号館機械電気工学科教室での機電教員の最後の言葉を思い出し、大学院または社会において活躍して下さい。また、大分大在地域に来る機会があれば、大学に寄って、近況を聞かせて下さいね。それでは、皆さんお元気で。
■2018年3月15日 平成30年電気学会全国大会(九大)にて研究発表を行いました。
平成30年3月14日〜16日の期間に九州大学伊都キャンパスにて平成30年電気学会全国大会が開催され、研究発表を行いました。
研究発表題目:「リング形状方向性電磁鋼板を用いたベクトル磁気特性制御技術の効果検証」
著者:若林大輔、塩崎克樹、榎園正人
講演者:若林大輔
若林研究室が独自に進めている電磁鋼板の低鉄損化技術について、リング形状試料に対する効果検証結果を報告し、活発な質疑討論を行いました。本研究は、若林研究室の卒研生である塩崎君が精力的に実施してくれた内容です。
また、マグネティックス【磁性材料(U)】の一般講演7件についての座長も務めさせて頂きました。
電気学会全国大会は、電気学会の各部門(A:基礎・材料・共通、B:電力・エネルギー、C:電子・情報・システム、D:産業応用、E:センサ・マイクロマシン)が同時に開催される電気学会最大規模の学会です。研究発表やシンポジウム、企業展示、就活生向けの企業セッション等が豊富で、学生にとっては企業とのマッチングを計れる良い機会になります。
■2018年3月15日 4年生から3年生への引継ぎ
機械電気工学科の3年生は研究室(仮)配属されており、4年次の本配属に向け、各研究室内で活発な研究活動及びその準備活動を行っている段階です。若林研究室には5名の3年生が志望してくれており、卒業研究テーマの理解や4年生からの研究引継ぎを随時実施しています。
今回、若林研究室内で4年生が講師役となり3年生に対して、プログラミング演習や研究活動に必要なスキルの上達講座を行ってもらいました。プログラミング言語を用いて、簡単な数値計算、if文やfor文、実験結果のデータ処理などを4年生の実践例を基に、3年生に対して朝から夕方まで時間を掛けて丁寧に講習を行ってくれました。
また、3年生にはLANケーブルの自作や実験室の整備を通じて、研究室で活動するメンバーと少しでも多くの時間を共にしコミュニケーション力も身につけてもらいたいと思います。来年度の本配属に向け着実に準備を進めています。
■2018年3月15日 平成29年度卒業研究発表会を行いました。〜若林研究室編〜
平成29年2月15日(木)に機械電気工学科平成29年度卒業研究発表会を行いました。若林研究室では5名の卒研生が以下の研究テーマについて研究発表を行いました。
@西薗拓也君(大分県大分南高等学校出身)、研究テーマ「ベクトル磁気特性制御技術を用いた各種方向性電磁鋼板の低鉄損化に関する研究」
A塩崎克樹君(愛媛県立松山工業高等学校出身)、研究テーマ「リング形状方向性電磁鋼板を用いたベクトル磁気特性制御効果に関する研究」
B井手徹君(熊本県立熊本工業高等学校出身)、研究テーマ「三相三脚変圧器模擬鉄心の局所ベクトル磁気特性測定に関する研究」
C熊本慶太君(大分県立杵築高等学校出身)、研究テーマ「極薄電磁鋼板の高周波ベクトル磁気特性に関する研究」
D御手洗幸貴君(学校法人後藤学園 楊志館高等学校出身)、研究テーマ「ベクトル磁気特性用Hコイルの周波数特性測定に関する研究」
中間発表や学会での発表、卒研発表直前まで実験・分析を行ってきたため、プレゼンテーションには各自の工夫が見られ、また豊富な結果の中から絞り込んで8分の発表としなければならないことに苦戦しながら、練習発表を重ね、当日を迎えることができました。
電気系グループの発表の中で熊本慶太君の発表が特に優れていたと評価され、学科代表選に選ばれました。残念ながら学科代表には選ばれませんでしたが、5名全員、この一年やりきった思いだったのではないでしょうか。
卒研究発表から数週間後、3月12日には5名全員の卒業研究論文も完成し、安心して卒業式を迎えることができそうです。
卒業研究発表等学生の発表資料は、若林研究室のホームページ「メンバー」のところで公開しています。
■2018年2月20日 平成29年度卒業研究発表会を行いました。〜全体編〜
平成29年2月15日(木)に機械電気工学科平成29年度卒業研究発表会を行いました。今回、4年生32名の卒業研究発表を電気系と機械系の2会場に分け実施しました。発表時間は8分、質疑応答時間は3分とし、社会的背景や目的、実験内容、実験結果、考察、まとめを含むプレゼンテーションを行いました。
各研究室のテーマは、
こちらからご確認いただけます。
【電気系】川崎研究室〜6名・プラズマ関連〜、島元研究室〜3名・放電関連〜、稲川研究室〜2名・IoTものづくり関連〜、若林研究室〜5名・電磁力関連〜
【機械系】園田研究室〜4名・燃料電池関連〜、冨田研究室〜5名・自動車製作関連〜、高山研究室〜3名・電動バイク製作関連〜、筑紫研究室〜4名・自律型ロボット関連〜
各教室で2名の代表者を決め、最終的に学科代表者を選出しました。電気系では若林研究室の熊本慶太君「極薄電磁鋼板の高周波ベクトル磁気特性に関する研究」、機械系では筑紫研究室の吉大亮君「小型全方位移動ロボットの開発及びRGBカメラを用いたボールトラッキング」が選ばれ、4年生全員の前で学科代表者選出のために再度発表を行いました。
最終発表について学科教員の投票により『学科代表者として筑紫研究室の吉大亮君』が選ばれました。選ばれた学科代表者は2月26日に学内で開催される「卒業研究・論文合同発表会」にて学内の様々な方が参加される中で機械電気工学科代表者として発表します。
これで研究発表会は終了しますが、卒業(式)までに卒業研究論文を完成させ、後輩にスムーズに引継ぎができるよう、最後まで気を抜かず後悔のないよう卒業研究を行ってもらいたいと思います。
※卒業研究・・・大学4年時に規定の習得単位数を満たした条件の下で、研究室に配属され、各テーマについて研究活動を実施します。大学1〜3年までに学んだことを基礎としそれを応用し、様々な社会問題に取り組んでもらいます。工学部学生として工学的知識や技術の定着と発展できる人材に育つ最後の機会となります。
■2018年2月13日 塩崎克樹君、電気学会平成29年度優秀論文発表賞の受賞決定
若林研究室に所属している卒業研究生、塩崎克樹君(4年生、愛媛県立松山工業高校出身)に対して電気学会平成29年度優秀論文発表賞の受賞が決まりました。
塩崎君は、昨年11月27日〜28日に韓国済州島・済州市役所内会議室で一般社団法人電気学会が主催する電気学会マグネティックス研究会に参加し、研究発表を行いました。その研究発表が非常に優れていると評価され、この度の受賞決定となりました。
電気学会平成29年度優秀論文発表賞(IEEJ Excellent Presentation Award)は、電気学会が主催する学会で発表する35歳以下の若手研究者を対象に、その中で特に優れたと評価された者に与えられる名誉ある賞です。
★受賞講演題目「リング形状方向性電磁鋼板を用いた磁気特性制御の検証」(MAG-17-198)
★受賞者:塩崎克樹
【塩崎君のコメント】
この度はとても光栄な賞をいただき本当にうれしく思っております。今回の受賞は私にとって大きな励みとなりました。卒業研究発表まで数日ですが、受賞に相応しい研究発表ができるよう、最後まで手を抜かず頑張りたいと思います。
【若林からのコメント】
若林研究室の学生が、優秀論文発表賞を受賞できたことは大変嬉しく思います。学生本人も喜んでいますし、私自身、研究指導の励みにもなります。学会では国立大学の学部4年生や院生の発表があった中、塩崎君が選ばれました。本学学生でもやれば出来るという良い模範を示してくれたと思います。引き続き、研究成果を外部に発信できる人材を育てられるよう、日々の研究活動を更に邁進させたいと思います。
平成30年9月4日〜5日にイーグレひめじ(兵庫県姫路市)にて開催される電気学会平成30年基礎・共通・部門大会会期中に表彰状の贈呈式が執り行われます。
また、表彰については電気学会誌4月号や電気学会公式ホームページで掲載される予定です。
■2018年1月28日 【講義:機械加工実習】大分県産業科学技術センター施設見学
1月25日に機械電気工学科の講義「機械加工実習」の一環で、大分県産業科学技術センターの施設を見学させて頂きました。「機械加工実習」では、機械加工に関する装置を実際に使用し、機械加工の基本を習得します。加えて、最新の機械加工装置等も知ってもらうため、大分県産業科学技術センターへの見学を企画しています。
今回の見学では主に、センターの概要・役割、機械加工装置(高速加工機、精密ワイヤ放電加工機等)、精密標準計測装置(CNC三次元測定機、非接触3次元デジタイジングシステム等)、電磁力分野(電磁鋼板の磁気特性標準測定装置、ドローンアナライザー等)、電子分野(レーザー顕微鏡等)を見学しました。
最新の機器が見られるとあって、学生の表情は真剣そのものでメモをとり、疑問を感じたら、各分野の研究者にその場で質問をしていました。今回、最新の機械加工装置の見学が主でしたが、大分県産業科学技術センターの存在を知ってもらうことも目的の一つでした。本学の学生は将来、県内企業で設計開発・研究に何らかの形で携わってくれることと思います。今回の見学によりセンターの存在を知れたことで、就職後、企業内でもセンターとの繋がりのある人材に育ってくれるのではないかと期待しています。
大分県産業科学技術センターの皆様、業務で大変お忙しい中、本学学生のために時間を割いて御対応いただき、ホームページ上ではありますが、誠に感謝申し上げます。
※大分県産業科学技術センターは、大分県の公的機関で、「企業のものづくり活動に対する総合支援」、「技術シーズによる県内産業の振興」、「大学等との多様な連携による支援」が主な役割です。
■2018年1月28日 研究室新年会&卒研発表に向け気合入れ
1月15日に研究室新年会&卒研発表に向けた気合入れを大分市中央町の居酒屋で開催しました。研究室全員が揃った久々の飲み会となり、これまでの振り返りと発表までに何をしていきたいか、それぞれ思うことを語ってもらいました。
■2018年1月15日 卒業研究活動状況〜最後の追い込み〜
機械電気工学科卒業研究発表会が、2月15日(木)と決まり、残り1ヶ月となりました。若林研究室では5名の卒業研究生が活動しており、それぞれ最後の追い込みに入っています。実験準備、実験、データまとめ・分析、プログラム作成、発表原稿作成、卒論作成、検討会、発表練習会、etc.とまだまだ最後まで行う必要があります。各自で研究スケジュールを組み、残り1ヶ月で何ができ、どこまで行わないといけないのかを自覚し、活動しています。
卒業論文は大学生活を締めくくるもので、家族や友達、就職先で自信を持って見せれる卒論となるように仕上げ、研究室の後輩たちに託すつもりで最後まで責任をもって書き上げて欲しいと思います。
■2018年1月11日 塩崎克樹君が電気学会マグネティックス研究会in韓国・済州島で研究発表を行いました。
昨年の平成29年11月27日(月)〜28日(火)に韓国済州島・済州市役所内会議室にて電気学会マグネティックス研究会が開催され、本学より若林研究室卒業研究生の塩崎克樹君(4年生、愛媛県立松山工業高校出身)が参加し、研究発表を行いました。
本研究会は、電気学会が主催しており、大学や企業などの磁気分野(テーマ:電力用磁性材料,磁気応用一般)の研究者が参加する、専門性のある研究会です。今回、若林研究室に所属する卒業研究生、塩崎克樹君が以下の内容で、研究発表を行いました。
★講演題目「リング形状方向性電磁鋼板を用いた磁気特性制御の検証」
★講演者:塩崎克樹
内容:変圧器の高効率・低損失化のため、本研究室ではレーザーを用いた磁区微細分化技術により、低鉄損特性を示す新しい方向性電磁鋼板を開発しています。これを「ベクトル磁気特性制御材」といいます。本論文では、ベクトル磁気特性制御技術の検証を行うため、リング形状の方向性電磁鋼板に本技術を適用し、その適用前後の磁気特性を測定し、比較することで、その有効性を報告しました。
【塩崎君のコメント】
今回、電気学会マグネティックス研究会に参加したことで様々なことを考えるきっかけとなりました。4年生になり、前回、本学湯布院研修所で行われたマグネティックス研究会の準備や、第70回電気・情報関係学会九州支部連合大会での研究発表などを経験してきましたが、今回のマグネティックス研究会での発表は大きな不安がありました。
九州支部大会の発表や学内の卒業研究中間発表に比べ(発表:8分、質疑応答:4分)、マグネティックス研究会の発表は発表時間が長く設定されており(発表20分、質疑応答5分)、発表原稿を増やし、より詳細な内容を発表する必要がありました。そこで同じ研究室の仲間にも協力してもらい発表内容を十分なものにすることができました。研究室から実際に研究会に参加した学生は私一人でしたが、協力してくれた研究室の仲間には感謝しています。また、私自身、研究テーマに対して理解が浅かったことにも気づき基礎から学び直し、理解を深めることができました。
韓国済州島に到着してからは、他大学の先生方や学生達、企業の方々と話す時間も多くあり、研究テーマの内容についてだけでなく、大学や研究に対する考え方など多くのことを学ぶことができました。
卒業までの時間は限られていますが、今後も更に理解を深め研究を進めていきたいと思っています。
【若林からのコメント】
塩崎君は、8月上旬に本学湯布院研修所で行われた電気学会マグネティックス研究会で運営役として貢献してくれ、また9月下旬には琉球大学で行われた第70回電気・情報関係学会九州支部連合大会で他の卒業研究生も含め研究発表を行っています。これらの経験と、これまでに得ている研究成果の内容を考慮し、本研究会に参加することになりました。そのため、学会当日では堂々と研究発表を行ってくれました。指導教員として、学生が質疑応答の時間で何を答えるか不安な部分もありますが、塩崎君自身、研究内容を十分に理解していたため、他大学の先生方のご指摘に対して立派に答えていました。
また、他大学の先生方や企業の方、学生とも積極的に交流しており、本研究会で日本文理大学の存在感を高めてくれたと思います。この経験が塩崎君にとって、残りの大学生活、また大学卒業後の人生に必ず良い影響を与えてくれると信じています。
若林研究室として、今後も学生による研究発表を目指し、学生と共に日々の研究活動に邁進していきます。現在の卒業研究生5名の活躍により、後輩達も刺激を受けて欲しいと思います。また、本学大学院への進学を希望したいと思えるよう、研究基盤を強固なものにしていきたいと思っています。
本研究会には、塩崎君の他に、本学より若林助教、榎園特任教授、岡客員教授も参加し、以下の研究発表を行いました。
☆講演題目「ベクトル磁気特性解析手法を用いたベクトル磁気特性制御技術の効果検証」、講演者:若林大輔 助教
★講演題目「高速モータの低損失化用極薄電磁鋼板の活用技術」、講演者:榎園正人 特任教授
☆講演題目「極薄電磁鋼板製ステータコアの鉄損評価ための各種励磁法の検討」、講演者:岡茂八郎 客員教授
当日のプログラムこちらからご確認いただけます。
■2017年12月25日 【祝】西薗君 国家資格「第3種電気主任技術者」合格!!
国家資格「第3種電気主任技術者(電検三種)」の試験に、本学工学部機械電気工学科電気電子コース4年生の西薗拓也君(大分南高校出身)が合格しました。
平成29年度第三種電気主任技術者試験が9月3日に行われ、受験者は45,720人、4科目合格者は3,698人で、合格率8.1%でした。(一般財団法人電気技術者試験センター プレスリリース 2017.10.20)
電気設備を設けている事業主は、工事・保守や運用などの保安の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならないことが法令で義務付けられています。第三種電気主任技術者は電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く)を取り扱う場合に必要で、試験では理論科目、電力科目、機械科目、法規科目の4科目全てで基準点を越えなければ合格できない難関の国家資格です。
【西薗君のコメント】
私は普通科高校の出身で大学入学当時、電気の知識はほとんどありませんでした。私が第三種電気主任技術者の資格を知ったのは父親に勧められたことがきっかけでした。初めて受験した際は勧められただけで十分な勉強もせずに臨んでしまい、結果は不合格に終わってしまいました。そして2回目の試験に不合格になったとき、同じ失敗を繰り返した自身を反省し、そこから電気の基礎を学び直し、毎日学習することを心がけるようにしました。
そして3回目の試験では3科目に合格し、残りの1科目もあと1問正解していれば合格という悔しい結果になりましたが、非常に手ごたえを感じるようになりました。4年生になり、4回目の試験に向け残りの1科目の学習を続けました。この頃は研究室の学会発表の準備と重なり、とてもきつい時期でしたが、なんとか乗り越えることができ、最後の1科目も満点で、晴れて電験三種に合格することができました。
第三種電気主任技術者の資格を得ることで、自身の今後の選択肢が広がったと感じています。また、新たな資格を目指す上でもこれらの経験は役に立つと感じました。これからも日々努力することを続けていきたいです。
【若林からのコメント】
西薗君は、2年時から若林研究室に進んで所属し、研究室では空いた時間を使って資格の勉強を一生懸命頑張っていました。その努力が学業成績にも良い影響を与え、今回の国家資格取得となりました。既に電検三種の保有が必須な電力系企業に内定を頂いており、本人も一安心だと思います。今後も引き続きより高度な資格取得を目指してほしいと思うと共に、後輩も先輩の活躍に刺激を得て挑戦してもらいたいと思います。
■2017年12月12日 ホームページの公開から半年が経ちました。
ホームページ公開から半年が経ちました。半年の間に900件以上のアクセスがあり、Googleアナリティックスの結果から世界、全国各地からアクセスして頂いていることが分かります。
いつも閲覧して頂きありがとうございます。更新の励みになっています。今後も活動記録や研究内容紹介の拡充に加え、英語版も準備していこうと考えています。今後ともよろしくお願いします。
■2017年10月25日 学生による学会発表(第70回電気・情報関係学会九州支部連合大会)〜発表本番編〜
今回は〜発表本番編〜です。一般講演のセッション「マグネティックス」(座長:柳井准教授・長崎大学)の後半にて、文理大の若林研究室(6件)が連続して発表させて頂きました。一人の講演時間は12分で、発表時間8分、質疑応答時間4分となっています。
若林から発表を行い、続いて研究室学生の井手君、西薗君、塩崎君、熊本君、御手洗君と発表を行いました。初めての学会発表とあって緊張から、プレゼンテーションの途中、つまずいたり、言うことを飛ばしたりということがありましたが、それは小さな問題であり、彼らの発表している姿は学部4年生とは思えないほど堂々としており、胸を張ってよいと言えます。また、質疑応答もマグネティックス分野の研究者から様々な質問がありましたが、それに対し答えに詰まることなく、その質問の意図を十分に理解しようと努め、一生懸命に答えようとしていた姿に拍手を贈りたいと思います。無事に発表が終わり、喜びのあまり会場前で記念写真を何枚も撮りました。学会終了後、座長をして頂いた長崎大学の柳井准教授や学生さん達と交流もさせて頂きました。こういう機会でしか、他大学学生の研究発表を聞けないことから、本学学生もよい刺激となったようです。また、練習を十分にしたのに上手くいかなかったことについて反省し、今後に向けた意気込みを語っていたことがとても印象的でした。
学生による学会発表を若林研究室が発足して3年目に達成することができました。本学に着任し、目標の一つに掲げていたため、喜ばしいことです。何より、「学会で発表した」という実績が学生自身を成長させ、残りの学生生活や今後の人生に大きな影響を与えるものと信じています。本学着任後も引き続いて学会活動、研究活動を行ってきたことが今回の学生による学会発表に繋がっています。若林研究室では、このような場も教育研究に欠かせないものと信じ、今後も活動を行っていきます。
若林研究室の活動にご理解とご支援を頂いております、関係者のみなさまにこの場をお借りしまして、ご報告と感謝を申し上げます。
〜各学生発表編〜に続きます。
当日のスケジュールはこちらからご確認いただけます。
■2017年10月25日 学生による学会発表(第70回電気・情報関係学会九州支部連合大会)〜発表直前編〜
平成29年9月27日から28日の期間、沖縄県にある琉球大学千原キャンパスにて国内学会「平成29年度(第70回)電気・情報関係学会九州支部連合大会」が開催されました。本学会は、電気や情報関係の複数の学会が主催しており、九州内の大学や企業の研究者が参加する大規模な学会です。若林研究室では、本学会への参加と学生による発表を一つの目標として掲げ、卒業研究生が配属された4月から研究活動を進めてきました。この度、若林研究室のメンバー5名全員が研究成果を挙げ、本学会での発表を行うことができました。
まず、〜発表直前編〜です。平成29年9月26日に大分を出発し、沖縄へ向かいました。若林研究室として初めてとなる学生を連れた学会発表、国内旅行となるため、責任感や緊張感がある一方で、新鮮な気持ちを抱くことができました。移動ルートや時間などの旅行計画の立案や、格安の航空会社やホテルを探したりと、学生自らが行いました。ホテルでは、夜遅くになっても、プレゼンテーションの最終調整や発表練習を行っており、発表本番まで出来ることはやっておきたいと言う気持ちが伝わってきました。しかし、本番前日にトラブルが発生し、ほぼ寝てない状態で当日を迎えることとなり大変な思いをしましたが、研究室メンバーの繋がりがより強固になった出来事となり、良い思い出となりました。
本番当日、発表は午後からということで、昼食は琉球大学千原キャンパスの食堂で頂きました。本番直前で緊張していたと思いますが、沖縄ご当地の食を味わっていました。さて、琉球大学千原キャンパス第5会場が発表会場です。
〜発表本番編〜に続きます。
■2017年10月24日 国際学会MM2017 in CZECH(チェコ)にて研究発表を行いました。
平成29年9月17日から20日の期間、チェコ・プラハで開催された国際学会「Magnetic Measurement 2017(MM2017)」 に榎園正人特任教授と共に出席し、研究成果発表を行いました。
【若林発表分@】
講演題目:「Measurement of two-dimensional magnetostriction under vector magnetic characteristics」
著者名:Daisuke Wakabayashi, Masato Enokizono
【若林発表分A】
講演題目:「Measurement system of local vector magnetic characteristics on magnetic core」
著者名:Daisuke Wakabayashi, Masato Enokizono
本学会は学会名称にあるように磁気測定に着目した国際学会です。比較的少人数な学会規模でしたが、測定手法に関する専門的な研究発表や質疑応答が活発であることが特徴で、今回、本研究室が提案している「(局所)ベクトル磁気特性測定手法」や「二次元磁気ひずみ測定手法」について発表を行いました。また、チェコ工科大学が保有する研究施設への見学も行い、有意義な会議となりました。
また、ウィーン工科大学のDr.Shilyashkiと再会し、お互いの近況を報告し合いました。ウィーン工科大学のProf.Pfutznerと本学の榎園特任教授は古くから交流があり、Dr.ShilyashkiはProf.Pfutznerの弟子になります。Dr.Shilyashkiと私は研究テーマ「磁気ひずみ」が同じで、それぞれ違うアプローチで研究を行っており、国際学会において良い刺激となるライバルとなっています。近いうちにウィーン工科大学へ訪問したいと思います。
本学会は、私が学生時代の2010年に初めて参加して以来となり、チェコ・プラハの町並みは相変わらず綺麗でした。海外はイギリス・フランス・韓国・イタリア・ドイツ・トルコ・スペインと旅してきましたが、チェコ・プラハが一番と感じます。是非、ヨーロッパへの旅はチェコ・プラハも考えてみては如何でしょうか。
当日のスケジュールはこちらからご確認いただけます。
帰国し、沖縄の旅へ続く。
【謝辞】
本研究は「独立行政法人日本学術振興会、平成29年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(A)一般、17H01259」の助成を受けて行われました。
■2017年10月23日 国際学会SMM2017 in SPAINにて研究発表を行いました。
平成29年9月10日から13日の期間、スペイン・セビリアで開催された国際学会「23rd Soft Magnetic Materials conference(SMM2017)」 に榎園正人特任教授と共に出席し、研究成果発表を行いました。
【若林発表分(Poster)】
講演題目:「Vector Magnetic Characteristics and Two-dimensional Magnetostriction of Ultra-Yhin Electrical Steel Sheet for High Speed Motor Core」
著者名:Daisuke Wakabayashi, Masato Enokizono, Yuji Mori, Kazumasa Yamasaki
【榎園特任教授発表分(Oral)】
講演題目:「Core Loss Reduction fo Grain-oriented Electrical Steel Sheet by Hyperfine Processing Magnetic Domain」
著者名:Masato Enokizono, Daisuke Wakabayashi, Yukio Mamiduka
本学会は学会名称にあるようにソフト(軟質)磁性材料に着目した国際学会です。現在、磁気分野に欠かせない鉄などのソフト磁性材料の新規開発、磁気特性評価、その活用が求められています。本研究室では、従来の方向性電磁鋼板に二次処理を施し鉄損を低減させた「ベクトル磁気特性制御材」や高速回転モータ鉄心用として「極薄電磁鋼板」を開発しており、その評価と活用を行っています。これらの研究成果について、今回、国際学会での発表がアクセプトされました。
本学会では、古くからお世話になった海外の研究者らとも再会でき、7年前に大分で開催された国際学会での写真を見せ、大分での思い出を懐かしむ場面もありました。英語でのコミュニケーションについて、今回の旅でもっと積極的に話そうと思うようになり、それが実践できた良い機会となりました。
また、磁気分野の国際学会はヨーロッパが多く、今回、初めてスペイン入りし、マドリッド、セビリア、バルセロナの3都市を巡りました。スペイン人はとても陽気で、「オラ!」と明るくフレンドリーに挨拶してくれます。そのようなスペインの人柄や、パエリアなどの食も大いに味わうことができました。
しかし、期間中、ホテル内のクーラーにより体調が悪くなり、スペインの病院に通うアクシデントもありました。海外保険に入っていたため、通訳や医療費は負担することなく治療することができました。皆さんも海外に行く際は海外保険は必ず入るようにしましょう。
当日のスケジュールはこちらからご確認いただけます。
チェコの旅へ続く。
【謝辞】
若林発表分は、「公益財団法人津川モーター研究財団、平成28年度研究助成金」の助成を受けて行われました。
榎園特任教授発表分は、「独立行政法人日本学術振興会、平成29年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(A)一般、17H01259」の助成を受けて行われました。
■2017年10月19日 卒業研究中間発表会を実施しました。
平成29年10月19日に、若林研究室・稲川研究室・川崎研究室、3研究室合同の平成29年度卒業研究中間発表会を開催しました。一人の講演時間は12分で、発表時間8分、質疑応答時間4分で行いました。
3研究室とも一人1テーマで研究を行っており、中間発表とは思えないほどプレゼンテーションの中身が豊富で、社会的背景・目的・手法・結果・考察・今後の課題が明確にされており、卒業研究に着手しこの半年の間、研究活動を順調に行ってきたことが分かる内容となっていました。来年2月の卒業研究発表に向け、この調子で研究活動を更に進めてもらいたいと思います。
今回の中間発表では、学科教員や4年生はもちろん、3年生以下の在校生、副学長、他学科教員、職員の方にもご出席頂けました。例年、機械電気工学科の中間発表や卒業研究発表は土曜日に実施しており、実質的に非公開な形で行われていました。そのため参加者は関係者の学科教員や4年生のみとなっていました。学科の卒業研究の取り組みを知ってもらうため、今回は「公開」を重視し、各研究室で中間発表日と場所を設定し、事前通知する形としました。
そのため、在校生から質問も飛び出すなど、活発な質疑応答となり、これまでにない雰囲気で、緊張感のある中間発表会となりました。
当日の様子は、大学公式Facebookにも掲載されました。↓
■2017年10月15日 日本文理大学と電気学会の子どもイベントを開催しました。
平成29年10月15日(日)の第50回一木祭開催期間中に、日本文理大学と一般社団法人電気学会と共に、子どもイベント「電気の不思議な世界」を開催しました。
機械電気工学科の電気系の教員・学生(若林研・川崎研・島元研)をメインに展示体験コーナー、製作コーナー、研究成果展示コーナーの3つをイベント内で行いました。
展示体験コーナーでは浮く地球儀をはじめ、プラズマボールや3Dプリンター、磁気現象を応用した製品などを展示し、体験してもらいました。
子どもから大人まで浮く地球儀は大人気で、浮かすことに集中し、出来るまで帰らない子どももいました。プラズマボールは、その不気味な様子から小さな子どもが恐がる様子や、蛍光灯を近づけたら光ることに不思議に感じている様子も見られました。3Dプリンターは、初めて見る子どもが多く、何ができるのか楽しみに作っている様子を見ていました。完成した模型はプレゼントし、喜んでくれていました。
製作コーナーではペットボトルLEDライト、クリップモーター、電子オルゴールを準備し、教員や学生の補助の下、親子で作ってもらいました。今回は、比較的作業が簡単で、子ども自身がデコレーションして楽しめるペットボトルLEDライトが人気でした。暗くなるとペットボトル内のLEDが点灯するもので、完成したペットボトルLEDライトを大事に持って帰る様子が印象的でした。
研究成果展示コーナーでは若林研究室の紹介をメインに、研究紹介、若林研究室の3年間の歩み、JAXAや科研費、津川モーターなどの研究成果を展示しました。また学生による研究成果や9月末に沖縄で開催された学会で発表した様子なども展示していました。
当日は、あいにくの雨に加え少し寒かったこともあり、学祭全体で来場者は少ない様子でした。そのような中でも本イベントでは、室内でゆっくり体験・製作できるため、開催期間中の10時から16時まで常に来場者が居られる状態となっていたことは幸いでした。
今回、電気学会との合同開催の子どもイベントは初めての試みであったため、色々と反省する部分が多々ありました。その部分は来年に向け改善していきたいと思います。同様の企画を来年の一木祭でも開催予定ですので、次回開催を楽しみにしていただきたいと思います。
当日、本イベントに足を運んでいただいた多くの方々に感謝申し上げます。
当日の様子は、こちらからもご覧になれます。
■2017年10月14日 【番外編】ダンス同好会初公演!!!
平成29年10月14日(土)の第50回一木祭開催期間中、メインステージにて本学ダンス同好会のダンスパフォーマンスが行われました。私が本学着任後すぐにダンス同好会を当時の一年生と立ち上げ、3年目にして初の公演となりました。
現在は2年生がメインで活動しており、本年度目標の一木祭での公演を成し遂げたようです。ダンス同好会の名ばかりの顧問としても、大変嬉しいことで、涙がでました。今後も様々な場で活躍してほしいと思います。
■2017年10月10日 卒業研究中間発表会開催のお知らせ
若林研究室卒業研究中間発表会を上記の通り実施いたします。関係者はご出席下さい。
■2017年10月10日 【一木祭】子どもイベントの告知(日本文理大学×電気学会)
10月14日(土)〜15日(日)に第50回一木祭(日本文理大学の学祭)が開催されます。期間中、下記の子どもイベントも開催されますのでご都合がよろしければご参加ください。
一木祭情報はこちらからご確認ください。
■日本文理大学×一般社団法人電気学会■
「日本文理大学子どもイベント〜電気の不思議な世界〜」
日時:10月15日(日) 10:00〜16:00
場所:日本文理大学 4号館1階 アクティブラーニング室
対象:小学生〜中学生(保護者同伴可)
内容:展示・体験コーナー、製作コーナー、研究成果展示コーナー
参加無料です。当日は、教員に加え、大学生も製作補助を行いますので安心してご参加ください。
本イベントは、一般社団法人電気学会が地域振興のために行う事業として主催しているものです。
■2017年8月10日 中津北高校一年生が学科を訪れてくれました。
平成29年8月10日(木)に大分県立中津北高等学校一年生約40名が、機械電気工学科へ見学に訪れてくれました。学科主任が不在なため、助教の私が学科紹介をさせて頂きました。
学科の特色、コース・就職先・研究室紹介を行いました。高校一年生にも関わらず、熱心に耳を傾けて、真剣な表情でこちらを見てくれていた姿が印象に残りました。
私が高校一年生のときは、吹奏楽部に入部し、熱心にトランペットを吹いていたこともあり、見学に来てくれた学生には、高校生活を充実に過ごして欲しいと訴えかけました。
■2017年8月5日 第4回オープンキャンパスを開催しました。
平成29年8月5日(土)に第4回オープンキャンパスを開催しました。夏休み中盤とあって県内外の多数の高校生、親御様にご参加頂きました。
本学科は機械電気工学科の名称どおり、「機械」と「電気」が融合した珍しい学科です。その融合がどのように活かされているのか、少し分かりにくい部分があったと思います。
今回のオープンキャンパスでは「未来の自動車」を切り口に、各研究室のテーマがどのように関わることができるかをプレゼンテーションし、参加してくれた高校生に訴えかけました。
若林研究室では、JAXAとの共同研究、科研費研究の現場を直接見て感じて頂こうと、実験室見学を実施しており、研究室所属の卒業研究生(4年生)が研究紹介を行っています。
見学してくれた学生が多く、少し緊張したようで、資料の説明や見易さなどの課題を感じたようです。
また、嬉しいことに、研究室を見学してくれた学生の中で、「ホームページを見ました」と言ってくれた学生もおり、本ホームページの意義を初めて感じることができました。鹿児島から来てくれた学生さん、見ていますか。
今回は、時間的余裕がなく、ゆっくり話をすることができなくて残念でした。また、会えるのを楽しみにしています。
次回のオープンキャンパスは、平成29年8月20日(日)です。皆様のご参加をお持ちしております。
参加申込みはこちらからお願いします。
■2017年8月4日 電気学会マグネティックス研究会を本学湯布院研究所にて開催しました〜学生活躍編〜。
平成29年8月3日(木)-4日(金)に大分県由布市にある本学湯布院研修所にて電気学会マグネティックス研究会を開催しました。詳細は、下の〜学会報告編〜をお読み下さい。
本研究会は若林が現地担当(お世話係)として開催した関係もあり、若林研究室に所属する卒業研究生5名の内、3名が本研究会に参加し、運営の手伝いを行ってくれました。
学生には、事前準備、当日の会場設営、受付係、マイク係、ベル係、片付けなどを手伝ってもらいました。懇親会では、他大学の大学院生とも交流を行い、場を盛り上げてくれました。
また、他大学の先生から、「大学4年生にしては落ち着いており、積極的に学会に参加していて驚いた。大学院生かと思った。」と高評価を頂き、ある学生は「大学に遊びにおいで」と
お声を掛けて頂いていました。このように、他大学の学生や先生との交流、学会参加も初めてで緊張したと思うが、しっかりと受答えし、行動していました。
参加した学生は研究発表を聞いている間、必死に眠気と戦っており、関連している研究の内容をしっかり研究ノートに書き込んでいました。
研究会参加後、学生からは、「楽しかった。勉強になった。」とポジティブな言葉があり、研究会参加が有意義な時間となったようだ。
彼らは、9月末に沖縄で開催される電気学会九州支部大会で自らが研究発表を行う予定で、本研究会が他の研究発表を見れる良い機会となりました。
■2017年8月4日 電気学会マグネティックス研究会を本学湯布院研究所にて開催しました〜学会報告編〜。
平成29年8月3日(木)-4日(金)に大分県由布市にある本学湯布院研修所にて電気学会マグネティックス研究会を開催しました。
電気学会の中でも磁気(マグネティックス)分野を取り扱う研究会であり、全国から磁気関係の研究者が集まりました。
「電力用磁性材料、磁気応用一般」をテーマとするマグネティックス研究会は年2回開催され、研究会協賛の「電力用磁性材料の評価・活用・応用技術調査専門委員会」
のメンバーである若林が、本研究会の現地担当(お世話係)として開催させて頂きました。
本研究会は、湯布院開催とあって、例年に比べ発表件数、参加者ともに多く、21件の講演発表、50名(大学関係者29名、企業関係者21名)の方がご参加下さいました。
また今回、研修所宿泊・懇親会プランをご用意させて頂きましたので、参加者増の要因にもなったと考えます。
研究会一日目は、12件の講演発表の後、研修所内で懇親会を開き、研究会参加者との親睦を深めました。マグネティックス研究会委員長の山口教授(東北大学)より、
「本研究会開催は大成功だ」とお褒めのお言葉と私たちに対して労を労うお言葉を頂きました。また、学生も11名参加しており、若い研究者の積極的な学会活動に安心しているとの事でした。
懇親会後は、研修所内の露天風呂や、二次会で更に盛り上がり、三次会(深夜3時頃)まで行うほどでした。
研究会二日目は、9件の講演発表があり、研究会終了となりました。研究会後、上記協賛委員会が開催され、次回のマグネティックス研究会は11月27日(月)-28日(火)に
韓国・済州島でユン准教授(岐阜大学)のお世話で開催することが正式に決定しました。
本研究会では、以下の研究発表を本学から行いました。また、若林は二日目講演発表5件の座長も務めさせて頂きました。
@講演者:若林大輔、講演題目「ベクトル磁気特性制御技術を用いた三相変圧器モデル鉄心の低鉄損化及び低磁気ひずみ化の基礎的検討」
A講演者:榎園正人特任教授、講演題目「高速モータの高効率化に向けた極薄電磁鋼板の活用技術」
B講演者:岡茂八郎客員教授、講演題目「極薄電磁鋼板製小型高速回転ステータコアの磁気特性評価法の検討」
また本研究会に、本学学長である菅貞淑理事長(文理学園)もご多忙の中、ご参加くださり、「日本の磁気研究は古くから先端を走っており、これからも磁気分野は成長できる分野だと認識している。
この研究会が先頭に立って世界をリードして欲しい。」と挨拶もして頂きました。更に、懇親会用の差し入れまでして頂きました。懇親会では、本学副学長の島岡教授(工学部建築学科)がご参加くださり、
乾杯のご挨拶を頂きました。
本研究会を開催するにあたり、関係者の皆様のご協力に感謝申し上げます。今後とも日本文理大学の若林をよろしくお願いいたします。
当日のスケジュールはこちらからご確認いただけます。
■2017年7月23日 第3回オープンキャンパスを開催しました。
平成29年7月23日(日)に第3回オープンキャンパスを開催しました。県内外の多数の高校生、親御様にご参加頂きました。
若林研究室では、JAXA共同研究や科研費研究等の研究紹介や実験室見学を実施しております。
また今回は、若林研究室所属の卒業研究生(4年生)による研究紹介を実施しました。
事前に作成した資料を示しつつ説明し、高校生はその内容を真剣に聞いてくれていました。
しかし、なかなか思うように説明できなかったようで、次回のオープンキャンパスに向け更に改善が必要だと感じたようです。
このような機会を通じで、他者へ説明する力や分かりやすい資料とは何かを考え、9月末の学会発表に活かしてもらいたいと思います。
また、卒業研究生と高校生の出身校が同じで話が盛り上がったり、大学生活の様子や研究とは何かなど様々な疑問について、
大学生と高校生が直接会話している様子が今回のオープンキャンパスで特に印象に残りました。
次回のオープンキャンパスは、平成29年8月5日(土)です。皆様のご参加をお持ちしております。
参加申込みはこちらからお願いします。
■2017年7月11日 国際学会JAPMED'10 in TURKEYにて研究発表を行いました。
平成29年7月4日から8日の期間、トルコ・イズミールで開催された国際学会「The Tenth Japanese-Mediterranean Workshop on Applied Electromagnetic Engineering for Magnetic, Superconducting, Multifunctional and Nanomaterials (
JAPMED’10)」
に榎園正人特任教授と共に出席し、研究成果発表を行いました。
★講演題目:「Reduction of Two-dimensional Magnetostriction and Iron Loss of Grain-oriented Electrical Steel Sheet depend on Vector Magnetic Characteristic Control」
★内容:変圧器鉄心に使用される既存の方向性電磁鋼板にレーザーを用いた二次処理によって損失の原因である「鉄損」と振動の原因である「磁気ひずみ」を低減した効果についての実験結果の報告
本学会は日本と地中海地域の研究者で設立された学会であり、今回で10回目を迎えました。
しかし、開催地のトルコがシリアに接していることもあって日本からの出席者は少なくなってしまったようです。
逆に、海外の研究者、日本からの出席者とより深く親睦を深めることができたと感じています。
トルコのイズミール地方はエーゲ海に面した観光地で、行く先々でトルコの人々から素敵な笑顔を頂き、危険に感じることは全くありませんでした。
学会では主催者のイズミール工科大学Prof.Demirらが様々な催しを企画し、私たちを迎え入れて頂いたお陰で、非常に参加した意義のある海外出張となりました。
また、久しぶりの国際学会参加で、英語での研究発表であったため、良い刺激を頂きました。最後に、本場のケバブは美味しかったです。
写真をご提供頂きました、茨城大学・岡田先生、秋田県立大学・須藤先生に感謝申し上げます。
■2017年6月12日 研究室環境の改善
524研究室の空気清浄のために観葉植物「サンスベリア」を設置しました。
大学近くの花屋で購入。
若林研究室と共にサンスベリアの成長していく姿も今後楽しみです。
■2017年6月8日 大分県産業科学技術センター主催LabVIEWセミナー参加
2017年6月8日に大分県産業科学技術センター内研修室にてセンター主催の「技術開発の生産性を向上させるLabVIEWソフトウェア体験セミナー」に卒業研究生と共に出席しました。
LabVIEWを使用し、LED点滅や温度測定、振動測定、波形観測、周波数分析を行いました。
3時間のセミナーでしたが、上記の内容を学生自身がプログラムし実際に体験することができました。
若林研究室では、学内での研究活動はもちろん、このような研修をよい機会として可能な限り学生を学外に出して様々な経験をしてもらいたいと思い、活動しています。
■2017年5月30日 研究室環境の改善
524実験室に併設されている準備室に空調機とブラインド、3相200VAC電源が整備されました。
■2017年5月24日 研究室配属祝い
2017年5月24日に若林研究室配属祝いを行い、研究室内の親睦を深めました。
■2017年5月19日 学会(SEAD29)における研究成果発表
2017年5月18-19日に岡山県倉敷市倉敷アイビースクエアにて開催された日本AEM学会主催の第29回「電磁力関連のダイナミクス」シンポジウムに参加し、
題目「極薄電磁鋼板の高周波二次元磁気ひずみ特性」(OS-05)の研究成果を発表しました。
新開発された極薄電磁鋼板の高周波励磁下における二次元磁気ひずみ特性を明らかにし、その有用性を示しました。
また、4件分の座長を行いました。
■2017年5月14日 日本文理大学創立50周年記念式典
2017年5月14日にiichiko総合文化センター内iichikoグランシアタにて日本文理大学創立50周年記念式典が開催されました。
1967年に大分工業大学として創立され、1982年に現在の日本文理大学と改称されました。
当日は、多くの来賓、卒業生、関係者の方々が出席される中、菅理事長挨拶、チアリーディング部などによるセレモニー、シンポジウムが行われ
若林研究室に所属する塩崎君も大学生活で経験したボランティア活動をポスター形式で報告していました。
若林が本学に着任して3年目となりますが、今後の50年に向け教育研究活動を通じて、学生の成長と本学の質向上に貢献していきたいと思います。
■2017年4月5日 卒業研究生配属決定
若林研究室に4年生5名が正式に配属されました。
4月は5名全員での共同実験を行い、測定技術や評価分析技術を共有しながら、実験装置の使い方をマスターしてもらおうと現在取り組んでいる最中です。
ゴールデンウィーク前には一人1テーマとして研究テーマを決定する予定です。
5月以降はそれぞれが各テーマについて社会的背景や研究目的を明確にし、実験を行うことになります。
今年度前半の目標として「5名全員、学会での研究発表!!!!」を掲げました。
9月下旬に電気学会九州支部大会が琉球大学で行われますので、それに向け研究を進めていきます。
若林研究室としては、学会における学生自身による研究発表は初めてとなります。
その過程において論文作成や発表スライドの作成を行う必要がありますが、途中で挫折せず5名全員が研究発表を行えるよう、オール若林研で頑張っていきたいと思います。
■2017年4月1日 榎園特任教授、科研費(基盤研究A)内定
日本文理大学工学部機械電気工学科に所属する榎園正人特任教授に対して平成29年度科学研究費助成事業(基盤研究A)の交付内定を頂きました。
◆内定事業名:平成29年度科学研究費助成事業(基盤研究A)
◇研究課題名:高効率高速回転誘導モータの開発
◆研究 期間:平成29年4月1日〜平成34年3月31日(5年間)
◇研究代表者:榎園正人(日本文理大学工学部機械電気工学科 特任教授)
◆研究分担者:若林大輔(日本文理大学工学部機械電気工学科 助教)他
本研究は、電気自動車やドローンなどに使用が広がるモータについて研究を行います。特に高速回転時に発生する損失を抑え高効率な誘導モータを開発します。
若林も研究分担者として参画します。