■2020年3月23日 【祝】若林研究室の卒研生1名が卒業しました。
令和2年3月23日に本学学内にて研究室個別の卒業式を行い、若林研究室から1名の卒業生を送り出すことが出来ました。また、卒業生の西村君に対し本学電気電子工学分野での学業成績が優秀と認められ一般社団法人電気学会九州支部より電気学会九州支部長賞を受賞しました。また電気学会会員であるため副賞も送られました。
今回、日本国内外で猛威を振るう新型コロナウイルスの収束に目処が立たないため、卒業式が中止となりました。残念ではありますが、人から人へ伝染するため止むを得ない状況です。西村君は卒業研究最終発表が終わってもなお3月21日まで卒業論文の執筆に時間を割き、ようやく納得のいく卒業論文が完成しました。印刷された卒論を当日渡しましたので、ご家族の方に見て頂きたいと思います。
当日は春休み期間にも関らず、研究室所属の後輩4名が見送りに来てくれ、卒業生に対して花束のプレゼントがありました。例年、追い出しコンパを開催していましたが中止とし、代わりに学食で昼食をとり、卒業を祝うとともに大学生活や就活、4月以降のことについて様々な話で盛り上がりました。
西村拓海君、ご卒業おめでとうございます。大学4年間、特に最後の1年間はお疲れ様でした。また、研究室の活動に積極的に参加し協力してくれて、ありがとう。
日頃の研究活動に加え、オープンキャンパスへの貢献、九州工業大学での学会発表、電気学会子どもイベントへの協力など、様々なイベントを共に行うことができ、私・指導教員にとっても勉強させて貰った一年になりました。
同期は1人でしたが大学院生の修理君のサポートもあり配属時の目標であった、学会での発表を成し遂げることができました。卒業研究の中間発表、最終発表を行い、卒業研究論文を立派に完成させました。卒業研究終盤では頼もしい存在となっており、卒業してしまうのが残念に思いますが、この一年で大きく成長したと実感できたのではないでしょうか。これらの活動や業績を自信に繋げ胸を張って卒業し、社会で活躍して貰いたいと思います。就職後、落ち着いたら近況を聞かせて下さいね。それでは、お元気で。
西村拓海君、電気学会九州支部長賞受賞!!
■2020年3月5日 受託研究を実施!
企業様より受託研究の申込があり若林研究室にて実施しました。
◆委 託 者:東芝三菱電機産業システム(TMEIC)
◇研究 題目:電磁鋼板のベクトル磁気特性測定
◆研究 期間:令和2年3月5日〜令和2年3月20日
◇研究代表者:若林大輔(日本文理大学工学部機械電気工学科 准教授)
期日までに研究実施、成果を報告書としてまとめ委託者に提出します。
■2020年2月26日 大分県産業科学技術センタにてワイヤ放電加工機を使用し電磁鋼板の加工を行いました。
令和2年2月26日に大分県産業科学技術センタにてセンタ保有のワイヤ放電加工機を用いて研究材料である「電磁鋼板」の加工を行いました。研究室所属の大学院生・修理君と学部3年生・佐藤君と共にセンタを訪れ、センタ研究員の熱い指導の下、目標の形状に短時間で高精度に切り出すことが出来ました。
参加した学生らは操作手順やセッティング手順についてセンタ研究員の説明をノートや写真・動画に記録し、次の操作以降で自分たちで出来るよう心掛けていました。
ワイヤ放電加工機は放電により金属を切断する装置で、自動制御により高精度に任意形状に加工することができ、また加工による電磁鋼板の磁気特性劣化を小さくできます。しかし、高価な装置のため本学は保有していません。今回、ワイヤ放電加工機を研究室独自に活用できる道ができたため今後の研究の幅が大きく広がりました。
加工中の空いた時間には、センタ研究員が学生らにセンタ保有の様々な開発装置・保有装置(ドローンアナライザや永久磁石着磁用強磁場発生装置、モータ鉄心用X線残留応力評価装置など)を実稼働して説明して頂きました。
業務のお忙しい中、ワイヤ放電加工機の操作やセンタ見学説明をして頂き、ありがとうございました。
大分県産業科学技術センタには国内唯一の電磁力部門があり、電磁力関係の装置などを多数保有し、県内外の企業のサポートを行っています。
大分県産業科学技術センタ・ホームページ
■2020年2月19日 大学時代の恩師の先生が本学に来学されました。
令和2年2月19日に大分大学時代の恩師の先生:田中星治教授(大分大学教育学部)が本学に来学されました。田中先生は私が大学時代に所属していた吹奏楽部の顧問で、演奏会では必ず指揮を執って頂いていました。今回、田中先生は本学の教職科目内で行っているピアノ講習のため来学されました。先日行われた大分大学文化会吹奏楽部定期演奏会でのOBとの記念写真をお渡しできました。2020年はベーベーウェン生誕250周年であるためピアノコンサートの開催を計画されているようで、その日が楽しみです。
■2020年2月19日 大学院学内中間発表会で修理雄大君が口頭発表を行いました。
令和2年2月19日に学内において大学院中間発表が行われ、若林研究室所属の大学院生・修理雄大君が口頭発表を行いました。大学院1年目の総括としてこれまでに得られた成果を時間一杯使い発表しました。この一年で3件もの学外発表を行った実績があるためスライドの質や発表の質は高く、堂々と発表を行ってくれました。就職活動が本格的に始まり、修士2年目で更なる活躍が期待されます。
■2020年2月18日 令和元年度卒業研究最終発表会で西村拓海君が発表を行いました。
令和2年2月18日に機械電気工学科令和元年度卒業研究発表会を行いました。若林研究室では1名の卒研生が以下の研究テーマについて研究発表を行いました。
西村拓海君(大分県立杵築高等学校出身)
研究テーマ「サーモグラフィーカメラを用いたモータ鉄心の鉄損分布可視化に関する研究」
発表時間は7分、質疑応答時間は3分とし、社会的背景や目的、実験内容、実験結果、考察、まとめを含むプレゼンテーションを行いました。中間発表や学会での発表、卒研発表直前まで実験・分析を行ってきたため、プレゼンテーションには分かりやすさを重視した様々な工夫が見られ、また豊富な結果の中から絞り込んで7分の発表としなければならないことに苦戦しながら、練習発表を重ね、当日を迎えることができました。事前の練習通り堂々と発表を行え、質疑応答では中間発表時とは違い成長した姿を見せてくれました。残念ながら学科代表には選ばれませんでしたが、学科教員の投票の結果、上位2番目の評価となりました。最終発表を終え、この一年やりきった様子でした。卒研究発表から数週間後、3月14日には卒業研究論文も完成し、安心して卒業式を迎えることができそうです。
卒業研究発表の資料は、若林研究室のホームページで公開しています。「メンバー」のところをアクセスして下さい。
発表プログラム
■2020年2月6日 卒研最終発表・大学院中間発表に向け気合い入れを行いました。
令和2年2月6日に卒研最終発表・大学院中間発表に向け牛角にて気合い入れを行いました。
卒業研究最終発表は2月18日、大学院中間発表は2月19日にそれぞれ開催されます。焼肉でスタミナをつけ、ラストスパートです。
■2020年1月31日 2年生講義「電気電子基礎実験」にてプレゼン大会を実施しました。
令和2年1月31日に2年生講義「電気電子基礎実験」にてプレゼンテーション大会を実施しました。受講生がこれまでに実施した実験内容についてパワーポイントを使い発表資料をまとめ、5分程度で発表を行ってもらいました。目的や方法、実験結果と考察を示しながら専門分野についての口頭発表は初めての機会だと思います。また他の発表を聞き必ず質問することを義務づけました。本科目で行った内容を3年次の実験や卒研に向けた技術習得に繋げてもらいたいと思います。最後に全員で集合写真をとり、大変だった実験科目が終了したのだと実感すると共にとても良い表情をしていました。受講者のみなさん、お疲れさまでした。
■2020年1月24日 2年生講義「電気電子基礎実験」にてはんだ付け講習会を実施しました。
令和2年1月24日に2年生講義「電気電子基礎実験」にてはんだ付け講習会を実施しました。企業(アルトナー)の第一線で人材育成を行っている講師をお招きし、電子回路を製作しながら、はんだ付けの技術を学ぶ内容となっています。電気工学を学ぶにあたりはんだ付けの経験は必須で、その技術を本科目で修得できます。受講生は初めてのことが多い中、時間内に完成させていました。
■2020年1月23日 2年生講義「機械加工実習」にて大分県産業科学技術センタの見学を行いました。
令和2年1月23日に2年生講義「機械加工実習」の一環で、大分県産業科学技術センターの施設を見学させて頂きました。「機械加工実習」では、機械加工に関する装置を実際に使用し、機械加工の基本を習得します。加えて、最新の機械加工装置等も知ってもらうため、大分県産業科学技術センターへの見学を企画しています。
今回の見学では主に、センターの概要・役割、機械加工装置(高速加工機、精密ワイヤ放電加工機等)、精密標準計測装置(CNC三次元測定機、非接触3次元デジタイジングシステム、マイクロフォーマスX線CT装置等)、電磁力分野(電磁鋼板の磁気特性標準測定装置、ドローンアナライザー等)、電子分野(電波暗室等)、先端技術イノベーションラボを見学しました。
最新の機器が見られるとあって、学生の表情は真剣そのものでメモをとり、疑問を感じたら、各分野の研究者にその場で質問をしていました。今回、最新の機械加工装置の見学が主でしたが、大分県産業科学技術センターの存在を知ってもらうことも目的の一つでした。本学の学生は将来、県内企業で設計開発・研究に何らかの形で携わってくれることと思います。今回の見学によりセンターの存在を知れたことで、就職後、企業内でもセンターとの繋がりのある人材に育ってくれるのではないかと期待しています。
大分県産業科学技術センターの皆様、業務で大変お忙しい中、本学学生のために時間を割いて御対応いただき、ホームページ上ではありますが、誠に感謝申し上げます。
※大分県産業科学技術センターは、大分県の公的機関で、「企業のものづくり活動に対する総合支援」、「技術シーズによる県内産業の振興」、「大学等との多様な連携による支援」が主な役割です。
大分県産業科学技術センタ・ホームページ
■2020年1月10日 2年生講義「電気電子基礎実験」にて実験テーマ「磁性材料の磁気特性測定」を行いました。
令和2年1月10日に2年生講義「電気電子基礎実験」にて実験テーマ「磁性材料の磁気特性測定」を行いました。このテーマが最後の実験となり、これまでに基礎を固めた、装置の使い方、結線、測定方法を各自実践できる状態となっています。今回のテーマではオペアンプを使った積分器を完成させ、その後に本テーマの実験が始まります。積分器の結線と動作確認も1時間以内にできるようになっていました。このテーマでは鉄の磁気特性をオシロスコープにて観察し、その特性(ヒステリシスループ)を評価してもらいます。磁気の物理量やその換算には他の講義「電磁気学2」の知識も必要なため講義間の連携が重要となります。何をすればよいのか、何を測ればよいのか、どういう結果が良いのか自身で考え班でディスカッションすることができる態度を身につけられていました。
■2020年1月3日 中学時代の同窓会に参加してきました。
令和2年1月3日に大分県臼杵市立西中学校の2020年卒業生同窓会が臼杵のKIJYOKAKUで開催され参加してきました。当時の担任の先生方も出席して頂き、旧友との再会に大いに話が盛り上がり卒業後のそれぞれの歩みを確認し合いました。
■2020年1月1日 外部資金研究「津川モータ研究助成」(研究代表:岡茂八郎客員教授)が開始しました!
公益財団法人津川モーター研究財団の助成事業に採択され、1月1日より開始されました。
◆内定事業名:公益財団法人 津川モーター研究財団助成事業
◇研究課題名:アウターロータ型モータステータコアの鉄損低減のための磁気特性評価用励磁法と測定法の開発
◆研究 期間:令和2年1月1日〜令和2年12月31日(1年間)
◇研究代表者:岡茂八郎(日本文理大学工学部機械電気工学科 客員教授)
本研究は、ドローン用モータで使用されているアウターロータ型モータの特性改善に向けた評価手法の確立を目的としています。実際のモータを評価できる手法を確立できれば、鉄損低減のための試行を行うことができます。
公益財団法人津川モータ研究財団
■2020年1月1日 外部資金研究「津川モータ研究助成」(研究代表:榎園正人特任教授)が開始しました!
公益財団法人津川モーター研究財団の助成事業に採択され、1月1日より開始されました。
◆内定事業名:公益財団法人 津川モーター研究財団助成事業
◇研究課題名:高速回転誘導モータの低損失・高効率化及び高パワー密度化
◆研究 期間:令和2年1月1日〜令和2年12月31日(1年間)
◇研究代表者:榎園正人(日本文理大学工学部機械電気工学科 特任教授)
本研究は、電気自動車などに活用を見据えた高速回転モータの開発を目的としています。電費向上のため、極薄電磁鋼板や新規設計により低損失や高パワー密度を目指します。
公益財団法人津川モータ研究財団
■2020年1月1日 外部資金研究「津川モータ研究助成」(研究代表:若林大輔准教授)が開始しました!
公益財団法人津川モーター研究財団の助成事業に採択され、1月1日より開始されました。
◆内定事業名:公益財団法人 津川モーター研究財団助成事業
◇研究課題名:磁気光学効果を用いた電磁鋼板の簡易磁区観察システムの構築
◆研究 期間:令和2年1月1日〜令和2年12月31日(1年間)
◇研究代表者:若林大輔(日本文理大学工学部機械電気工学科 准教授)
本研究は、電気自動車やドローンなどに使用が広がるモーターの重要部品である電磁鋼板の「磁区」を観察するシステムの開発が目的です。特殊なセンサを用いて簡易に観察することができれば、製造時に生じる応力による劣化の可視化が期待できます。
公益財団法人津川モータ研究財団
■2020年1月1日 2020年新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。写真は元日に臼杵市上空から撮影した臼杵湾の風景です。年末年始はWinsows7サポート終了間近のため研究室にある複数台のPCをSSDに置き換え、Windows10へクリーンインストールで大忙しです。計測用パソコンでは相性問題もあるため動作確認を慎重に行う必要があります。
■2019年4月1日 榎園特任教授、科研費(基盤研究A)継続内定!
本学工学部機械電気工学科に所属する榎園正人特任教授に対し平成29年度に採択された科学研究費助成事業(基盤研究A)が平成31年度も引き続き交付内定を頂きました。
◆内定事業名:平成29年度科学研究費助成事業(基盤研究A)
◇研究課題名:高効率高速回転誘導モータの開発
◆研究 期間:平成29年4月1日〜平成34年3月31日(5年間)
◇研究代表者:榎園正人(日本文理大学工学部機械電気工学科 特任教授)
◆研究分担者:若林大輔(日本文理大学工学部機械電気工学科 准教授)他
本研究は、電気自動車やドローンなどに使用が広がるモーター開発に関する研究を行います。特に高速回転時に発生する損失を抑え高効率な誘導モータを開発します。若林も研究分担者として参画しています。今年度は試作した高速回転モータの駆動時の評価を行い、次期モータの設計も行っていきます。
■2019年4月1日 外部研究助成獲得「津川モータ研究助成」!
公益財団法人津川モーター研究財団の助成事業に採択され、ホームページで紹介されました。
◆内定事業名:公益財団法人 津川モーター研究財団助成事業
◇研究課題名:非接触温度測定によるモータ鉄心の鉄損評価に関する研究
◆研究 期間:平成31年1月1日〜平成31年12月31日(1年間)
◇研究代表者:若林大輔(日本文理大学工学部機械電気工学科 准教授)
本研究は、電気自動車やドローンなどに使用が広がるモーター開発に関する研究を行います。モータ損失の一つである「鉄損」の分布可視化のためにサーモグラフィカメラを用いてより安価で短時間で実施できるシステムの構築を行います。
公益財団法人津川モータ研究財団